ケニー・ノイスの戦い:周回が残っている限りレースは終わっていない

5年前のアラゴンで大事故に見舞われ、一次は命まで危ぶまれたケニー・ノイスが自伝を出したのを機に、MotoGP公式がインタビューを行っていますので、久しぶりに訳出。
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7月5日はケニー・ノイスの家族にとって特別な、しかし悪夢のような日である。5年前、タイトルホルダーのケニーはモーターランド・アラゴンで行われたFIM CEVスーパーバイクレースで命の危機に陥るような大事故にあったのだ。命を取り留め、さらにグラスゴー・スケールで3点という、これより厳しいレベルはない深刻な昏睡からも脱したケニーは、限界を超えたその先を目指して回復を続けている。彼は日々前身をつづけ、困難な状況の中、それでも新たな人生を歩もうと決意した人々にとってのメッセージを発しているのだ。

偶然にもその事故からちょうど5年目、ケニーは自伝を出版した。「挑戦:スーパーバイク、Moto2、そしてグラスゴー3」というタイトルのこの本にはアメリカでのダートトラックに始まりMoto2に至るまでの歴史と、人生をすっかり変えることになってしまった事故からのリカバリーについて書かれている。有名な元ライダーでコメンテーターである彼の父親、デニス・ノイスとの共著である本書にはMotoGPレジェンドのウェイン・レイニーが序文を寄せていて、すでに予約が始まっている。ノイスは併せて自身の回復のためのチャリティーを立ち上げた。このたびmotogp.comではケニー・ノイスのこれからについて彼にインタビューを行っている。

Q:モーターランド・アラゴンでの事故からちょうど5年の節目を迎えて自伝を上梓されました。執筆を始めたときに思っていたとおりになりましたか?

A:すごくうれしいですね。これまでやってきたのとは全然違うプロジェクトでしたけど、物を書くことは楽しかったです。ちゃんと仕事として取り組んだし、日々いい仕事ができるうようになりました。まあ物を書くということがこんなに時間が掛かる物だとは思ってなかったですけどね。最初は事故からちょうど3年目になる日に出版しようと狙ってたんです。事故後に意識を回復した瞬間のことは忘れる前に書き留めておきたかったんですが、自分の身体の状況を考えてなかったんですよ。ちゃんとした早さでキーボードが打てなかった。だから申し訳なかったんだけどそこは母さんに頼むことにしたんです。すごく我慢強く付き合ってくれましたね。おかげでうまくいったと思います。それが第1章の話なんですが、その後は自分で打てるようになったし、詳細まで記録できたんでよかったです。


Q:この本ではご自身のレースキャリアと事故前後の人生について振り返っています。いろんなことがあったと思うのですが、どうやって構成を組み立てたんですか?お父様のアドバイスが相当役立ったんじゃないかと思いますけど。

A:なかなかたいへんでしたね。精神的に辛いことについて話すのも辛かったですけど、そもそもこういうことについて物を書くというのが初めてってのがきつかったです。父さんが手伝ってくれたおかげで修正すべきことが全部見えてきましたね。今日は完璧に見えた文章が、翌日冷静な頭で読み返すと違って見える。「出版されて初めて完成なんだ」と教えられました。


Q:バイクレースのファンは困難を克服した一例としてあなたを見ていますし、あなたも同じような状況にある人の助けになりたいと話していました。新型コロナウイルスが引き起こした困難な状況の下、人々はあなたのようなお手本になるようなヒーローを求めるようにになるのでしょうか。

A:かもしれませんね。でもそんな風に考えたことは一度も無かったです。ぼくらはこれまでも誰かの助けになることを目的としていましたし、このところずっと誰かに手を貸したり支援したりアドバイスしたりとできる限りのことをやっています。とは言え新型コロナ禍は当初思っていたよりずっとたいへんなことになっていて、だからお手本がほしいと思う人もずっと多くなっているんでしょうね。こうした厳しい状況を生き抜いていくわけですから。他のみんなと同じように私も新型コロナで何が変わっていくのかを注視しています。MotoGPみたいな大イベントは重要ですね。ファンが気を紛らわして楽しい時間を過ごすことができるし、アスリートが真剣に取り組んでいる姿を見ることもできる。残り周回がある限りレースは終わっちゃいない。やっとヘレスでGPが再開されるわけですが、無観客ってのは不思議な感じでしょうね。でもレースが始まるんです。ドルナがやったことは見習うべきことですね。


Q:ウェイン・レイニーが序文を寄せてくれていますが、それはあなたにとってどんな意味を持ちますか?

A:ウェインが書いてくれているように、彼は僕のこどもの頃からのヒーローなんです。だから最初から彼に文章を寄せてもらいたかったんです。それで彼にお願いしてみたらすぐに快諾してもらえました。ウェインは物書きというタイプではないので嬉しかったですしとても感謝してます。とても気に入ってますし、世界中の人に読んでほしいですね。


Q:ウェイン・レイニーは本当にお手本になるような人物ですね。あなたはソーシャルメディアで悲劇から立ち直った同様の例としてポール・バサゴイティア(訳注:フリースタイル・マウンテンバイクライダーで2015年に脊髄損傷を負った)のドキュメンタリーに言及しています。ご家族の献身的なサポートは別にして、回復途上のあなたにとっては誰がヒーローだったのですか?

A:深刻な怪我を負って、でも笑顔を絶やすことなくトレーニングを続けるすべての人たちですね。リハビリの間は本当に苦しかったですけど、ステップ・バイ・ステップ財団で、それぞれ異なる麻痺を抱える人たちに出会ったんですが、彼らがいたから頑張れたんです。彼らはトレーニングを楽しんでいたんですよ。それがすごく衝撃的で、そこから僕の取り組む姿勢が変わったんです。


Q:ソーシャルメディアについてですが、あなたの回復の様子を追いかけているとわかりますけど、笑顔やジョークを絶やしていませんね。だからこそ楽観的でいられるんでしょうか?

A:いちばんたいへんなのは、カメラのスイッチが切れた後も笑顔を絶やさないことですね。最初は自分がついてないからこんな怪我をしたんだと思ってたんですけど、もっと悪い結果だってあり得たんだと、今の状況に感謝できいるようになってきて、運が良いから人生の第2章を始められるんだと思えるようになったんです。


Q:「みんなに昏睡状態ってものをわかってもらいたい。映画みたいにあるときいきなり目が覚めるわけじゃないんだ」と書いていました。この部分からは何を読み取ればいいんでしょうか。「グラスゴー3」というのはこの本の3本の柱のひとつですが…。

A:他にもいろいろ重要なことが書かれているので柱と言って良いのかどうかわからないですけど、確かに家族にとっても僕にとっても重要な転機となったのは間違いないです。僕の回復がいきなり唯一の関心事になってしまったんですから。また普通の生活ができるかどうか。お医者さんが真剣な顔で、死ぬかもしれないし一生植物状態かもしれないと言ったときにみんなの優先順位が変わったんだと思います。そしてそれこそがこの本で僕が伝えたかったことなんです。


Q:あの難しい瞬間から5年が経ちました。今までとは違うやり方で前に進めているという気持ちはありますか?

A:ちょうど昨日も妻と話していたんですが、今は「ここまで達成すれば嬉しい」というラインを設定する以上のことはやっていないんですけど、それを達成したらもう次の目標を考えているんで嬉しさが長続きしないんですよ。


Q:毎日かなりの時間をリハビリに費やしていて、そのおかげで本まで書けるようになりました。でもそれだけじゃなくてノイス・キャンプのようなプロジェクトにも携わっていますしエトニック・トライク(訳注:前2輪の3輪自転車、電動アシストオプションあり。サイトはこちら)のテストライダーも務めています。他にもやろうとしていることはありますか?そもそもどうやって時間を捻出するんでしょうか?すごすぎますよね!

A:今はリハビリが仕事なんですけど、だからといってお医者さんが給料を払ってくれたりはしませんからね、というか逆ですから!ノイス・キャンプは大好きなんです。参加者のお世話をして、スタッフや僕からのアドバイスで彼らが上手くなるのを見るのは楽しいですから。そしてエトニックのトライクについて触れてくれてありがとうございます。僕にとっては最も重要な移動手段なんですよ。あの転倒からこっち、誰かに手助けしてもらわないと2輪ではバランスが取れなくなっているんです。あらゆるものを試してみたんですよ。普通のマウンテンバイクや小径自転車や電動スクーターや140ccのバイクまでね。でもどれに乗っても同じ問題が出るんです。走り出すときと止まるときですね。その瞬間って足の動きに正確さが求められるんですけど、スピードに対してうまく反応できない上に、地面を強く押しすぎないようスムーズに動かすこともできないんです。だからエトニック・バイクを試した時はほんとうにワクワクしましたね。3輪なんで止まるときも足を降ろさなくていい。しかもすごく安定していて4輪マシンみたいなんだけど、でも基本は自転車なんです。


Q:あなたが本の完成に向けてスパートしている一方、MotoGPもヘレス開催に向けて加速しています。今シーズンは何に期待しますか?何か驚くようなことがあるでしょうか?そしてワールドスーパーバイクのような他のカテゴリーについてはどうでしょう。何か特に楽しみにしていることはありますか?

A:何か予想を立てるほど大胆にはなれませね。だってレベルは拮抗しているし、いろいろ新しい要素もありますからね。個人的にはヴァレンティーノ・ロッシとアレックス・リンクのファンなのでで去年のシルバーストンみたいな対決をもっと見たいですね。でもまあいつものことですが、そう簡単にはいかないでしょう。ワールドスーパーバイクについては新型ホンダをどうバウティスタが乗りこなすかがに興味がありますね。でもご存じの通り僕の心は緑色なんで、カワサキ・レーシング・チームと共にトップに行きますよ。


Q:2020年も予定が目白押しで、本を出すのにもチャレンジしたわけですが、直近で何か新たなチャレンジはお考えですか?

A:もっとうまくバランスをとれるようにして走れるようになりたいですね!ほとんどの人には造作も無いことですよね。小さい頃に覚えちゃうんだし。でもクラッシュの後、僕はまだ走れてないんです。スローモーションで考えてみると、走るのってまずは片足でジャンプして、次はもう一方の足でジャンプするってのをバランスを崩すことなく繰り返す…って単純な動作に思えますが、でも実際にはすごく複雑なんですよ。それから、このことには気付いてないんですけど、僕らの脳ってすごい計算と調整を行っていて、それでやっと走ることができるんです。


Q:将来についてはどうお考えですか。いつも新たなプロジェクトが待ってますけど、再び何らかの形でバイクに乗りたいと常々公言されてます。その夢は相変わらず持ち続けていますか?

A:また乗りたいですね。でももうレースはいいです。ノイス・キャンプには小さなカワサキZ12(訳注:Z125PROでしょう)があるんですけど、乗るならあれが完璧じゃないかとにらんでるんです…それもそう遠くない将来にね!最初に乗るときにはカメラをたくさん使って記録しますよ。できれば膝スリもしたいし、楽々とやってみせたい。トライするところは必ずみんなに見てもらいますよ。

ここまであなたは多くの目標を自分で掲げて、それを一歩一歩成し遂げてきました。これからもそれは変わることがないように思えます。だからこれからもこの調子で目標に向かっていってください。頑張って、ケニー!
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インタビューで言及されるEttnic.comはサイトがめっちゃ重いので、走行シーンを見たい方はこちらのYouTubeチャンネルからどうぞ。

しかし今年のMotoGPクラスの初戦となるスペインGPは怪我人続出でしたので、みなさまくれぐれもご安全に。

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ロリス・バズへのインタビュー

前戦マニクールでは素直にチームオーダーに従って(その時点で)ランキングトップのトム・サイクスにポイントを譲ったロリス・バズですが、サイクスのチャンピオンのかかった最終戦カタールの第1レースではチームオーダーを無視。2位に入ってサイクスは3位。ランキング2位のギュントーリととトップのサイクスのポイント差は12から3ポイントまで詰まってしまいました。結局第2レースでもシルヴァン・ギュントーリ、ジョナサン・レイ、サイクスの順でゴールしたために第1レースでバズが2位を譲ったとしてもギュントーリのチャンピオンは変わらなかったという結果ではありますが、第1レースの結果がサイクスに与えたショックは推して知るべし。その後ツイッターではサイクスとバズの間に激しいやりとりが交わされています。このあたりはLa ChiricoさんのイタたわGPをご覧下さいませ。
というわけでCRASH.netのバズへのインタビューをどうぞ。結構赤裸々に語ってます。
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CRASH.net:こんにちはロリス。もう落ち着いていろいろ考えられるようになったと思うんで、先週末に起こったことについて話して頂けますか?

バズ:ええ、もちろん。


CRASH.net:ちょっと前に戻りますけど、あなたがカワサキに加入したときのトム(サイクス)との関係はどうだったんですか?

バズ:最初は良かったですよ。でも個人的には友達になるのは無理だなと思うようになりました。まあ実際には別々にレースをしていたし、お互いに助け合うこともなかったんで、関係なかったんですけどね。
 それでも問題は無かったんですよ。どっちにしろ彼は僕より速かったですからね。
 たぶん彼のしてくれたことでいちばん助けになったのは、彼がマシンをすごくうまいこと開発してくれたことでしょう。それについては何度も感謝してますよ。


CRASH.net:ピットではデータの共有もけっこうされてたんですか?

バズ:今シーズンまではデータを共有してたんですが、シーズン開幕前に彼からデータ共有をやめたいって言ってきたんです。それが嫌だったんですね。
 最初は彼のデータは役に立ったし、僕のデータと比べるのも興味深かったんですけど、すぐには使えなかったですね。彼のライディングスタイルは特徴的で僕のスタイルとは違っていましたからね。


CRASH.net:自分がナンバー2だという自覚はありましたか?

バズ:いや、全然ですよ。自分がナンバー2だなんて思ったことはありませんね。
 トムは僕がもっとナンバー2として働くようにカワサキに言ってほしかったと思いますけど、カワサキはいつでも公平で、シーズンを通して僕にもチャンスをくれたんです。でもシーズン終わりになって状況がそれを許さなかったのは残念ですね。僕らはでも負けてはいなかったし、トムとも最後までちゃんと戦えました。
 トムが僕にデータを共有しないように言ってきたのは彼自身のチャンピオンとしての選択だったんでしょう。それも当然ですよ。でもチームについてはナンバー1も2もなく公平に扱ってくれました。


CRASH.net:トムがセパンでのアクシデント(訳注:バズがサイクスを巻き込んでクラッシュした件)の後、もっと上手に接してくれたならカタールでも順位を譲ったってことはありますか?

バズ:ええ、もちろんですよ。僕は悪い奴じゃないし、馬鹿みたいなことはしないつもりだし、自分本位でもないんです。ただ人間ですからね。
 僕はレースが好きで前を走りたいだけなんです。みんなと同じように友達もいるし、でも僕を好きじゃない人もいる。
 トムとの関係は今シーズン当初からうまくいってなかったですけど、僕がセパンでミスをしてからさらに悪くなりましたね。でもミスをしたのは僕の方なんですよ。以来彼はピットでも仲良くしてくれなかったし、僕の手伝いをしようともしてくれなかった。例えばプラクティスで僕が後ろについてると彼はすぐに気付いてよけるんですよ。
 もしチームメイトと良い関係が築けていたら当然彼を助けますし、レースが終われば友達だって言えた。でも自分に親切にしてくれない相手に親切にしないのも当然ですよね。もし彼との関係が良かったなら彼にチャンピオンになってほしいと思ったろうし、喜んで助けましたよ。
 まあ彼がレースで僕の助けを必要とする日は二度と来ないだろうけど、もしそうなっても僕には無理ですね。それとは別にカワサキに恩返しをしたいって気持ちはあったんですよ。彼らのことは大好きですから。でもその狭間で、僕がトムを嫌いな気持ちが勝ったんです。
 僕はそのことについては後悔してないし、たくさんの人が支援のメールを送ってくれました。だから間違ったことだとは思ってないですし、個人的にもレース自体もいい結果が出せたと思ってます。だからこれは過去のこととしておいていきたいし、今はMotoGPのことを考えてワクワクしたいと思ってます。
 正直言うとツイッターを見るのが初めて怖くなりました。だってみんなこの件についてつぶやいているし、だからこそMotoGPテストに向けてポジティブでいたいんですよ。


CRASH.net:まだカワサキとの契約期間中なんですか?

バズ:ええ、まだカワサキとの契約期間中ですけど、太っ腹にもMotoGPテストに出ていいっていってくれたんです。
 全然違うカテゴリーなんで利害対立はないってことですね。だからおかしなことじゃないと思いますよ。


CRASH.net:ピットに戻ってチームと話はしたんですか?

バズ:いえ、話してませんね。ちょっとだけ言葉は交わしましたけどレースとレースの間は本当に忙しいんですよ。ちょっと時間をとって僕の選択について話をしましたけどね。チームに悪さをしたいと思ったわけじゃないことだけははっきりさせておきたかったんです。
 21歳でランキング3位に入ってるというのはすごいことだし、それはキープしたかったですよ。ジョニー(レイ)もマルコ(メランドリ)も第1レースで僕よりずっと後ろだったでしょ。だからその時点ではいける可能性が高かったんですよね。
 ピットから「ポジションをひとつ落とせ」というサインが出たときに思ったのは、ランキングのことだと思ったんです。そしてその後さっき言ったような気持ちがわき上がってきました。


CRASH.net:将来の話に戻りますけど、フォワードレーシングの話はどうやってきたんですか?

バズ:えーっと、まずはカワサキと交渉してたんです。来シーズンはタイトルを獲りたかったんで、もう1シーズン残るという方向で話してました。でも2016年のMotoGPストーブリーグのことも考えていたんですよ。で、カワサキからのオファーは2年契約だったんで、MotoGPに行くにはちょっと長すぎる契約だと思ったんです。
 カワサキにとっては2年契約が必要なこともわかってたんです。だって新型バイクを導入するんですからね。そこで来年のMotoGP参戦を考え始めたんです。で、良いマシンで走る話が来たんで、決断は簡単でした。


CRASH.net:ヤマハとは何年契約なんですか?

バズ:1年契約なんですけど、実際問題それ以上の年数を契約したところで実質的には1年契約なんですよ。3年契約があっても結果を残せなかったら1年でクビですからね。でも結果が出せれば次の話も出てくるものですし。
 だから1年契約でも満足してますよ。


CRASH.net:チームとマシンについて教えて下さい。

バズ:そうですねえ、スタッフは少し変わりますね。2人ばかりアレイシ(エスパルガロ)についてスズキに移るんです。でも基本的にはコーリンのスタッフを引き継ぐことになると思います。
 チーフメカはセルジオでしょう。でも現時点でははっきりとは決まっていないんです。この何年かで知り合ったスタッフもチームにいるし、だからチームに合流するのが楽しみですね。みんないい人ですよ。
 マシン自体は今シーズンアレイシが載っていたものと同じで、電子制御ユニットが変わるだけですね。まずはオープンクラスからはじめられることもよかったと思ってます。
 ヴァレンシアでチームに合流すればまた何かわかることもあるでしょうし、レースの後にはテストがあります。


CRASH.net:これまでにMotoGPマシンに乗ったことはありますか?

バズ:いえ、今回が初めてです。でもWSBKに参戦を始めたときも何もかも初めてだったのにうまくやれたんで、同じようにやればいけると思ってます。
 まずは全部を忘れてゼロからスタートして、できるだけ早くたくさんのことを学ぶんです。チームは経験豊富だし、どう乗ったらいいかは教えてもらえると思ってます。
 まあバイクであることに変わりはありませんからね。タイヤとブレーキが違ってますけど、バイクはバイクで、僕はバイクに乗るのは得意ですし!


CRASH.net:インタビューに応じて下さってありがとうございます。ヴァレンシアでのテストを楽しみにしています。

バズ:こちらこそ。
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また暴れん坊がMotoGPにやってくるんでしょうか?楽しみ、楽しみ。

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ヤマハが2011年でWSBKを撤退

欧州ヤマハがこれまで行ってきたワールド・スーパーバイクへのワークス参戦ですが、2011年で撤退することになったとのこと。

ヤマハのプレスリリースはこちら

これがGPも撤退してCRTにエンジンを供給するための布石だったりしたらたまらんなあ。そんなことはないだろうけれども。

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ビアッジ-メランドリと言えば

むかーし、こんなこともありましたね。

概略1概略2ビアッジの言い分メランドリの言い分

お互い忘れてないってことか・・・。

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バイク乗りの悪夢

ドニントンのレース1での出来事。被害者はマキシム・バーガー。

こんなことってあるんですねえ。ちなみにこのホイールは2〜3レースしか使っていないとのこと。
壊れたホイールの画像はこちらで。

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マックスとはうまくいったことなんてないよ、とメランドリ

予選の後にビアッジに頬をぺちぺちされたのが効いたのか、レース1では1位、レース2では2位と好成績を修めたメランドリが語ってます。GPoneより。
ちょっととみなががお疲れ気味なので、いさかいに関するコメントのみ翻訳。
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「ああいうことはレースの場で起こっちゃいけないことだよ。もう忘れてアッセンに向けて頭を切り換えたいね。そもそもマックスとはこれまでだってうまくいっていなかったんだ。僕らはお互いに違いすぎるんだよ。でも例えばチェカとは良い関係だよ」
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要するに、「僕はチェカともうまくやれるんだから、仲が悪いのはビアッジの性格のせい」と。ま、うなずけるがな。
ちなみにビアッジはレース1はコースアウトして7位、レース2はフライングのペナルティのピットインのサインを無視して失格と散々。気持ちが弱いんだから、穏やかにレースウィークをすごせばいいのに・・・。

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ビアッジ、メランドリにかるくびんた→3000ユーロの罰金

経緯はMotomatters.comGPoneに詳しく載っています。
ざっとかいつまみます。
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メランドリがスーパーポールのアタック中に、インラップ中のビアッジにひっかかって減速。んでメランドリはちょっと頭に来たらしく、ヘアピンでビアッジのインに接触せんばかりにマシンをねじ込んで抜いた上にビアッジの前で急ブレーキをかけたとか。
それに怒ったビアッジがスーパーポール終了後にメランドリのピットにおしかけて、顔を2度ほどかるーくぺちぺちとやっちゃいました。
その映像がこの動画。

一応メランドリにも厳重注意らしいけど、ビアッジには3000ユーロの罰金が科せられましたとさ。いいねえ、遺恨(笑)。

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ビアッジとの長き闘い:メランドリブログ

ワールドスーパーバイク2戦目にして表彰台に上がったメランドリが自分のサイトでいろいろ書いてます。
ちょっとした息抜きにでも読んでくださいな。
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「オーストラリアでは勝ったのと同じような気持ちになれました。実際、今回のチャレンジが成功したわけだし、またバイクに乗って闘う喜びを味わうことができたんです。マシンと格闘するんじゃなくて他のライダーと闘う喜びをね。
 レース1もうまくいきました。でも最終コーナーでトラクションがかからなかったんで、チームメイトに抜かれて表彰台を逃して悔しかったです。もっとうまくやれるはずだったんですが。肩の状態はいいんですが、それでも1日2レースはきつかったですね。
(それでもGPよりは疲れない、と書いたあと)何故かというと鋳鉄ディスクなんでストッピングパワーががそれほどでもないからなんです。スーパーバイクマシンの方が暴れるし重いし、でも2レースやっても疲れ果てるってほどでもなかったです。トータルの走行距離はGPより長いですけど、肩のことを除けば身体的には大丈夫でした。
 レース1のあとチームがマシンをすごく良くしてくれました。レース1ではタイヤのグリップが失われてきたせいで、右肩も疲れてしまい、問題のない左肩に負担を掛けすぎたんで、左にも痛みが出てきたんです。それでレース2のことがちょっと心配になったんですが、最初の5〜6周目でアドレナリンが出て問題がなくなりました。呼吸も忘れるほどだったんです。マシンはレース1より良くなっていて、ビアッジを先に行かさないためにサイドバイサイドで争うこともできました。
 マックスとの闘いはクールなものでした。クリーンなバトルでしたし、彼が僕を抜いたのはほとんどがストレートでしたから。丘のふもとで彼を毎回抜こうとするたびに、彼が僕をストレートで抜く前に6速に入れられるかどうかの賭けになりました。おもしろいレースでしたね。まずは彼の勝ちでしたけど。戦争ではなくて、スポーツ的な意味ですけどもね。まあ正直に言うと、フィリップアイランドではチェカが先に行ってしまったんで、バトルって言っても所詮は2位争い。次は彼のスピードレース(パーソナルスポンサーのエナジー・ドリンク)をカットしないといけませんね。彼がスピードレースの広報マンになるって同意したときには、ここまで速いとは思わなかったんです!
 ドニントンではまたいいレースがしたいですね。寒くなければいいと思います。もう若くないんで寒さが堪えるんです。ライバルはチェカです。なんてったって、彼がランキングトップですからね」
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次はトップ争いで熱い闘いをみせてほしいですね。

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WSB フィリップアイランド 芳賀とメランドリのコメント(ネタバレ)

SUPERBIKE PLANETに掲載されたプレスリリースより。
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芳賀(9位・7位):「2レースとも結果には満足しています。着実に前進していますからね。パッケージがいいんですよ。残念なことにタイヤトラブルで2レースとも後半になって遅れをとってしまったんです。それで良い結果にはならなかったんです。それでもレース1と2の間にチームがセッティングを変えてくれたんで、タイヤの保ちはよくなって、ゴールまで前の方で戦えました。今回の経験を次に活かしていきたいです」

メランドリ(5位・3位):「レース1が良くなかっただけに、レース2で表彰台に上がれて、すごくうれしいです。レース1ではあまりいい感じが得られなかったんですが、レース2までの間にチームが良い仕事をしてくれました。レース2では自信があったし、スタートもアグレッシブな感じでいけました。久しぶりの表彰台は気持ちいいですね。マックスを倒して2位に上がれなくて残念ではありますけど」
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メランドリは本当にうれしそう。やればできる子なんだよね。

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WSB フィリップアイランド ビアッジのコメント(ネタバレ)

こちらもCRASH.netから、2レースとも2位だったビアッジのコメントを。
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「ほんとに良い結果だと思います。去年や一昨年のことを考えれば特にね。
 このサーキットは苦手だってことはみんな知ってるし、でも良い結果を修められるよう本当にがんばったんです。両方のレースでいいタイムが出せたのも良かったと思います。
 僕の要望に迅速に対応してくれたチームに感謝したいです。
 カルロス・チェカ選手の素晴らしいパフォーマンスを見ても判るとおり、このコースは2気筒勢に分があると思いますんで、開幕戦としては良い結果ですし、方向性が正しいことも確認できました。このままがんばっていきたいですね」
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ちなみに去年の開幕戦は2戦で19ポイントでしたから、確かに上々の結果ですね。

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