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イギリスGP中止の責はシルバーストンの路面に

とりあえず日本語もあるしそれなりにわかるのだけど全文訳してるわけではないので。MotoGP公式より。
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長い遅延の後、シルバーストンで開催されるはずだったGoProイギリスGPは豪雨で溜まった水を排水できないまま中止となった。最高峰クラスのライダーとレースディレクションがあらゆるクラスについてレースを開催するのが危険だと判断したのである。

「コースコンディションが危険だというのは誰の目にも明らかでした。ライダーに意見を聞いた上でコンディションが良くなるかどうか確認するためにスタートを延期したんです」。こう語るのはレースディレクターのマイク・ウェブだ。「雨が小やみになったとしても安全にレースをでいる状態にならないというところまできてしまったのです。そういうわけで非常に厳しく辛い決断でしたがレースを中止することにしました」

さらにウェブは続けてこう語っている。今回の中止決定は路面の問題であり、過去にはこの程度の雨でもシルバーストンでのレースは開催されていたと。「ここでは何年もやっていますし、以前の舗装では酷い雨でもやれてました。今年は舗装が新しくなったんですが、コース上の大事なポイントにこんなに水がたまるなんて初めてのことです。ええ、路面が直接の原因です。サーキットとしては今日だけではなく週末を通してスタッフが信じられない努力をしてくれたと思っています。コースの安全性を確保しようとがんばってくれました。ぎりぎりまでなんとかなりそうだったのですが、やはり自然には勝てません」

こうしたことが二度と起こらないためにどのような話し合いがシルバーストンとの間で行われているのか、つまりは今後こうしたことが再び起こる可能性があってもシルバーストンはMotoGPを開催できるのかと問われたウェブはこう答えている。「私たちもイギリスGPを開催したいと思っていますし、この地方の天候を考えたら雨が降るのも前提です。つまり路面はその雨を処理できなければいけない。今週末はなんとかしようとよく頑張ってくれたのは確かですが、路面の特性が原因でこういうことになったんです」

グランプリ安全責任者のフランコ・ウンチーニはこの状況にさらに解説を加えてくれた。シルバーストンは今週末の事態を招いた真の原因については調査するのだという。「昨日(土曜)、路面の改善について話し合いをしています。シルバーストンは6週間ほどかけて調査をする予定で、何が本当に問題だったのかを教えてくれるとのことでした。こちらとしてはその結果待ちです。でも新たな舗装が必要なことは間違いないですね」

さらにウンチーニはこう言っている。新舗装の確認に来た際には非常に状態は良かったのだそうだ。ではどの時点で路面状況が悪化したのだろうか?「カル・クラッチローが補修の1か月後にバイクで走行テストをしてくれたんですが、その時点では完璧だということでした。しかしフォーミュラ1が開催された時点でバンプが出てることがわかったんです。つまり3月から7月の間に路面が悪化したと言うことですね。舗装についてはそういうことなんですが、何が起こったのかは把握していませんが、シルバーストンが詳細な調査をするはずです」

MotoGPの安全アドバイザーであるロリス・カピロッシはIRTA(国際レーシングチーム連盟:チームの集まり)とのミーティングでライダーがどのようにこの結論に至ったのかについて説明する。「今日はライダーがどう考えているか把握するためにミーティングを行いました。予定のスタート時間の時点で彼らからコース上のあちこちに水たまりができているという指摘があったんです。
 だからレーススタートを延期したんです。僕とフランコで30分ごとに状況が良くなっていないか何度も確認したんですけど、雨がかなり小降りになっても状況は改善しなかったんです。それでライダーと話し合いをしたんですが、彼らは今日はレースをできる状況ではないという意見だった。コースコンディションが危険すぎるということです。特にハイドロプレーニングという意味でね。だから全員で決めた、特にライダーの意見を尊重したということです。路面の問題がひどすぎるのでレースを中止することに決めたんです」

出席しなかったライダーについてはカピロッシはこう言っている。「2人ほど出席していないライダーがいましたが、レースをするには危険なコンディションというのはほぼ全員の一致した意見でした。もちろん全員に参加するように声を掛けました。2人来ませんでしたけど、それは彼らの選択ですし…。こちらとしては参加したライダー全員の意見を聞いたんです。
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ちなみに今回の問題については既に2週間前の4輪世界耐久関連のミーティングで、ウェット時の排水の悪さが指摘されていたということで、こりゃ、かなりまずい感じです。ちゃんと免責前提の調査をした方が良いのではないかと。



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コメント

サーキットのアスファルト舗装は一般道路とほとんど変わらないと聞いたことがあるんだけど、どうなんでしょう?
とはいってもμ値の高い骨材を使って排水性のある多孔舗装になっていると思うのだげれど。
でもポーラスはウエットでのアクアプレーニングのリスクを減らせるけれども、マーブル(バイクレースでもこう呼ぶのかな?)や砂対策のメンテが結構大変らしいそうで…そこらへんがサーキットの予算にかかわってくるのかなと懸念したり。

過去において(F1等で)、雨のため赤旗からの中止になったレースは記憶にあるけれど、スタートせずのキャンセルは初めて観たような気がする。
でも今回のような例は致し方なしですね。
ティトの回復を心から祈ってまする…

投稿: りゅ | 2018/08/28 19:41

>りゅさん
プロの人なんですか?!
それはともかく、素人目にもやらかした感じがします。路面の排水性とか以前にまともな排水溝がなかった疑惑もありますし。水が溜まっちゃダメですよね。

投稿: とみなが | 2018/08/29 12:43

こんにちは!
再開されていたんですね!嬉しい限りです!

既にレース中止から一週間が経ちましたが残念でした。
でも、取りあえずレースが強硬されなくて良かったです。
それがなにより。

ただ、そこに至るまでには様々な?が感じました。
舗装を請け負った業者の不手際やサーキットオーナーの落ち度は勿論あるでしょう。
しかし、ディレクションがレース開催までに、この問題を大丈夫だと思っていたのにも疑念が残りました。
特に「トラックをウェット環境でチェックするシステムはない」と宣ったウンチーニさんは残噴飯ものでは?
著名なライダーであり、自らも大きな怪我をして痛みを理解している人です。
あの状態でレーシングスピードで走ることになる立場を最も理解しうる人であるはずですよね。
ハッキリ言って、ちょっと不適任な人にすら感じました。
COTAのFPが埃でまるで雨でも降ってるかのようだったのは記憶に新しいし、アルゼンチンは言わずものがな毎年酷い。
こんな感じなのに年間レース数を増やそうと考えているのなら、商業主義優先という誹りを受けても当然だと思います。

ちゃんとした路面だったらヤマハも此処では悪くはなかったし、相当おもしろいレースが展開されていたかもです。
残念でした!


投稿: motobeatle | 2018/09/02 14:36

>motobeatleさん
再開とは言っても公式中心に細々と、ですが。

んで今回の件、諸々組織的なボロこでたなー、とは私も思います。あと、ウンチーニの言い方も、やや責任回避感こ強すぎて、そこは先手を打って「今後はウェットテストも視野に…」とか言えば良かったんですよね…。

投稿: とみなが | 2018/09/03 08:28

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