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MotoGP:KTM「鉄で充分」

鋼管トレリスフレームという、それだけご飯三杯いける構成で、今は苦戦しているけど可能性の片鱗を参戦初年度から見せつけたKTM。鉄フレームはやめる予定はないって!CRASH.netよりPeter McLaren氏の記事です。
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予想以上の成績を残したMotoGPデビューイヤーとなった昨年、KTMが導入したマシンは独自路線を行くものだった。RC16のフレームもサスペンションもエンジンの点火順序も他のメーカーとは異なっていたのだ。

しかし点火順序についてはすぐにスクリーマーからビッグバンに転換したものの、テクニカルディレクターのセバスチャン・リッセはアルミフレーム(とWPではなくオーリンスをサスに採用する)他メーカーを追いかけるつもりはないようだ。

リッセによれば、これは鋼管トレリスフレームでMotoGPマシンが必要とする剛性を確保できるかどうかという問題ではなく、シャーシに求められる性能を示す数値をどう設計に落とすかという問題だということなのだそうだ。

「他のクラスではかなり経験を積んでるんですけど、この問題については基本的部分は同じなんですよ」とリッセは言う。「現時点でうちが遅れをとっていて何とかしようと頑張ってる分野は、要するに経験の蓄積の問題なんです。どこが一番大事なのかっていう優先順位付けの問題ってことですね。
 問題を解決して、それをどう設計に落とすかというのは鉄かどうかという問題ではなく、私たちの問題なんです。鉄フレームの製産や設計に関してはかなりのノウハウがありますからね。
 でもうちとしてはタイヤが何を要求してるかについてまだわからないことがあるんです。これまで経験を積んできた他のクラスに比べてパワーは段違いですからね。
 今はそういう段階にいるんです。でも鉄でいけるってのははっきりわかってますよ。そこは信じてるんです」

KTMモータースポーツはMoto3、Moto2といった他のクラスでも鋼管トレリスフレームを使用している。

ポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスの最高位がそれぞれ9位と10位、そしてアプリリアをコンストラクターズランキングで上回った昨シーズンを振り返ってKTMモータースポーツのディレクターであるピット・バイエルはこう総括している。

「かなり歯ごたえはあるだろうと覚悟していましたし、だから参戦前にできる限りの準備はしました。でもMotoGP参戦初年度に完全に準備ができたとは言えませんね。MotoGPのパドックにやってきて、毎日どころか毎時間が勉強でした。でも予想以上にうまくいきましたね。
 カタールではグリッド最後列でした。暗くてしかも小雨が降っていて、スタートシグナルが見えないくらいでしたよ!
 でも何週間か前には2列目まで持って行けた(オーストラリアGP予選でのエスパルガロの6位)。だからほんとうに開発が進んだってことなんですよ。うちのチームは本当に凄い仕事をした。ここまでやってくれたライダーやチーム、みんなに感謝しないと。
 世界トップクラスのバイクのショーに参加できて本当に嬉しいし誇りに思いますよ」

2018年もエスパルガロとスミスがレギュラーライダーとして参戦する。そしてミカ・カリォ(彼はオーストリアで10位に入っている)が再びテストを担当しながらワイルドカード参戦を行う予定だ。

2003年から2008年まではドゥカティも鋼管トレリスフレームでレースに参戦していた。ただしドゥカティではエンジンが主要なストレスメンバーとして機能していた。つまりエンジンをはずすとフロントホイールとリアホイールが分かれてしまうということである。

このコンセプトは2009年にはカーボンファイバーに発展したのだが、ヴァレンティーノ・ロッシがひどい目に遭った後、2012年にはドゥカティもまた日本メーカーと同様のアルミ・ツインスパーフレームになってしまう。しかしまだスイングアームはカーボンファイバーだ。
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フレームがきれーなバイク、ほしーなー。

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