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MotoGP:レディングが語る。持参金、パーツ、ピットの安全性…

ジャック・ミラーがプラマックに加入したことで放出が決定的になったスコット・レディング。グレジーニやマルクVDSが有力視されています。その彼のインタビューをCRASH.netより。Peter Mclarren氏の記事です。
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2018年のMotoGPクラス、スコット・レディングの先行きは不透明なままだ。しかしひとつだけはっきりしていることがある。シートを金で買うことはしない、ということだ。

プラマック・ドゥカティにおける彼のシートはジャック・ミラーに脅かされているという噂だ。しかし現時点では公式発表はない
(訳注:昨日遅くにミラーの加入が発表されてます)。一方レディングはアプリリアへの加入が噂されている。

「現時点ではどうなるか全くわからないですね。本当ですよ」というのが木曜のレッドブルリングでのレディングのコメントだ。「MotoGPには残りたいと思ってますよ。それだけの力はあると信じてますし。あとは現時点での最適解を見つけるだけですね。
 あまり選択肢がないってのは良い状況ではないですけどね。実際選択肢って言うより、唯一の道って感じですけど…」

MotoGPに残るためなら持参金を用意してでもシートを確保したいと思ってます?

「そもそもそんなお金を持ってないですけどね。ただお金を払わなきゃ乗せてもらえないなら家に帰った方がましですよ。これは最初から言ってることですけどね。2009年もキャリアが終わり掛けてるんです。2010年に契約がみつからなくてね。
 でも自分の命を危険にさらしているのにお金を払う意味がわからない。走るんならお金をもらわなきゃ。趣味で走ってるんじゃないんです。生活のためだし人生のためだし、これから生きていくためなんです。
 もちろん持参金やスポンサーを自分で見つけて、楽しみで走るために年間70万(訳注:ポンドだったらざっと1億円)とか使うライダーがいるのも知ってますけどね。でも自分だったら7,000だって払わない。僕にとっては仕事なんです。趣味じゃない…。ま、どっちにしろ払えるお金なんてないんですけど」

去年のオーストリアでのレディングの順位は8位。二人のドゥカティワークスライダー、アンドレア・イアンノーネとアンドレア・ドヴィツィオーゾがレースを支配していた。

「ここでは去年も良い走りができたんですよね。良い気持ちで走れた。このコースは大好きなんです。唯一の問題はみんなウイングを付けていて、でもうちのには付いてないってことですね。こういうコースではかなりの違いが出ると思うんです。だから今回までにみんな準備してきたんですよ。
 今付いてないだけじゃなくて、これからも付かないでしょうね。去年のウイングを付けてガムテかなんかで外側を覆えば良いのかな?ほんとにがっかりですよ。結局みんなウイングを復活させたんですよ。別にいいですけど、だったらみんなに付けるべきでしょ。
 だから走ってみないとわからないですね。でも1コーナーと3コーナーでは立ち上がりで不利になるでしょうね。ちょっとそこでは苦労しそうです。でもまあこのコースではほんとに気持ち良く走れるんで。ブルノも凄くいい感じでしたし、ここでもさらにうまくやれると思ってます」

ウイングと同様、カーボンファイバーのフロントフォークについても試すチャンスはないだろうとレディングは考えている。

「サテライトチームでサテライトマシンを走らせてるってことは、ヴァレンシアに行っても愛機は12か月前と同じってことなんですよ。サテライトにいて唯一問題になるのはそこですね。全然進化がないんです。去年はカウルを1種類とウイングを2セット手に入れられた。今年はウイングが禁止になって、結局何も手に入らない」

プラクティス前日の彼がもうひとつ気にしているのはウェットであらわになる危険性のことだ。

「ここでウェットになったら僕にもチャンスはあると思うんですけど、唯一心配なのは安全性ですね。去年も言ってますけど、右に曲がると目の前に壁が立ちはだかる。めちゃめちゃ嫌な感じですね。フロントが浮く場所もたくさんあって、ランオフがないところでマシンを倒さないといけない。どうなるかはわからないですけどね。水たまりではグリップもどうなることやら。明日の天気予報は雨模様ですね。そのあとは良くなるみたいですけど」

先週日曜のアレイシ・エスパルガロとアンドレア・イアンノーネのピットでの事故について、レディングは、そもそもライダーがピットから出るのに悠長に構えて待っていると思う方が間違いだと言う。「コース上ではコンマ何秒かしか稼げないけどピットなら何秒も稼げるんですからね。
 信じられないかもしれないけど、この件については安全委員会でもう話し合ってるんです。2〜3レース前かな。僕は「ダブルピットレーン」を提案した。インとアウトが分かれていて、先に入った方に優先権があるんです。だってもし自分がレースのトップを走っていて、ピットに入って、例えばそれが5台の集団だったりして、5番手のやつが僕の目の前に入ってきたら、なんで僕が止まらなきゃいけないのか?
 でも誰も僕の意見を聞いてくれなかった。しょうがないですね。もし僕がピットを出ようとしていて、誰かが入ってきたとしても後ろを振り返ったりしないしスロットルを緩める気も無い。勝ちたいですから。だからもし2人のライダーがそんな気持ちで、まあみんなそうだろうと思うんだけど、そういう意味ではあのエスパルガロとイアンノーネの件は必然ですね。あれ以上の何を期待してるんです?ライダーがスローダウンするわけがないじゃないですか。
 メカニックが「OK」とか「だめ」とか言うなんて期待するのもなしですよ。だってライダーはクラッチを離しちゃってるんです。僕ならそうする。要するにレースを戦ってるってことなんです。誰かが自分の前を通るのを待って0.8秒とか1秒とか失うなんてごめんですよ。
 ピットで稼げるタイムってすごく大きくって、ライダーもそれに気づき始めてる。だからクラッシュも増えてるんです。トライアスロンでも僕はトランジットでタイムを稼いでるんですけど、それと同じですね。ピットなら何秒も稼げるけどコース上ではコンマ数秒。つまり簡単に何秒も手に入れられるってことなんです」

レディングはピットストップでは最低何秒止まっていなければならない、ということを決めれば「うまくいくと思う」と言っている。併せてMoto2チームのピットをMotoGPチームの間にはめることでも「かなりの助けになるだろう」との考えだ。
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はっきりしていてたいへんよろしい。

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コメント

ドゥカティがV4スーパーバイクの開発ライダーに
彼を欲しているって話ですから
GPにこだわらなければ、それが最良でしょうね。

うまく行けばドゥカファクトリーから
WSBに参戦できます。

投稿: ブラインドカーブ | 2017/08/11 15:52

>ブラインドカーブさん
 本人にとってはどっちがいいんでしょうね…。GPはGPで楽しそうですから。

投稿: とみなが | 2017/08/12 14:43

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