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MotoGP:ロウズ-アプリリア事案−グレジーニはレディングに思いを馳せる

契約があるにもかかわらず放出の噂が絶えないサム・ロウズですが、そろそろ通告期限が迫っている様子。久しぶりにGPOneよりPaolo Scalera氏の記事です。イタリアメディアなのでかなりアプリリア寄りの論調かな。
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サム・ロウズへの刑の宣告期限が刻々と迫っている。

今月中旬にはアプリリアはサム・ロウズに対して契約延長か放出かを通告しなければならない。一方ロウズにはアプリリアを説得するために切れるカードはほとんどない状態だ。

事実をいくつか。
今シーズン開幕からこれまでのレースで、サムがポイント圏内でゴールしたのはたったの一回。フランスGPでの14位だ。
ロウズのランキングは現在24位。後ろには3人しかいないが、それがギュントーリ、カリォ、津田というワイルドカードだというのもいささか問題だろう。

多すぎるクラッシュ:アプリリアがリザルトそれ自体より問題視しているのは繰り返し起こるクラッシュである。開幕からは16回を数える。
無視できる回数とはとても言えない。比較のために記すと、マルク・マルケスは14回、バウティスタも同じ、アレイシ・エスパルガロとクラッチローは12回ずつだ。

かつてケニー・ロバーツが言っている。「速いライダーにクラッシュしない方法を教えることはできるが、遅いライダーに速く走る方法は教えられない」。
サム・ロウズの問題は、大して速くないにもかかわらずクラッシュが多いところだ。しかしアプリリアに選択肢はあるのだろうか?

スコット・レディングの名前が取りざたされている。さらにはステファン・ブラドルの名前も出ている。ただしブラドルはマルクVDSチームとも接触しているようだ。
「本当のところ、うちには選択肢はないんですよ」というのがロマーノ・アルベシアーノの言葉だ。その時の表情はポーカーフェイスとしか表現しようのないものだったが。「まあこれからですよ」。もう少し情報を得るために、アプリリアチームのもう一つの顔、ファウスト・グレジーニにも話を聞いてみた。

「クラッシュは本当に問題ですね。かなりの回数になりますし、それもテストの最中の分は勘定に入れてません。クラッシュする度にパーツを交換しなければならない。コストの問題じゃないんです。製作に時間が掛かるのが問題なんです。作るのに時間が掛かると言うことはスタッフがそれに忙殺されるってことなんです。開発に忙しいのにね。つまり開発の足を引っ張ってるんですよ」

とは言え、ロウズからは技術的フィードバックを得られないというわけではない。

不思議なブレーキング:「彼の伝えてくるインプレッションがアレイシ・エスパルガロと同じってのは確かです」とグレジーニは正直に言う。「現時点での彼の問題はライディング方面ですね。サムのブレーキングは普通じゃないんですよ。スロットルをと閉じてからシフトダウンして、それからやっとブレーキングを始めるんです。それってタイムをロスするだけじゃなくて、エンジンにも負担を掛けるんです。彼がMoto2上がりだからなのかどうかはわからないですけど、Moto2からMotoGPに上がってきた他のライダーはそんな問題を抱えてないですからね」

実際問題、サムはクラッチのないマシンに適応するのに苦労しているようだ。彼はMoto2で戦っているときはクラッチを握りながらブレーキングしてリアホイールをコントロールしていたのだ。
では誰がサム・ロウズの代わりになるのだろうか?

代わりのライダーを探すのが難しいことをグレジーニはわかっていながらも、ひとつの名前が胸に去来しているようだ。スコット・レディングである。

「彼は24歳と若いし、同時に充分な経験も積んでいる。MotoGPで4年走ってるんですからね。それに彼が遅いとは思いませんし。彼はプラマックでペトルッチと同じマシンに乗っているわけじゃない。マシンの性能の問題だけじゃなくて、モチベーションを失っても仕方が無い状況なんです。

アプリリアにも時間はない。スコット・レディングはすでに交渉相手を探している上、彼のマネジャーはミハエル・バルトレミーだ。彼はホンダ・マルクVDSチームのマネジャーでもある。スコットが元のチームに戻るという噂も飛び交っている。そして以前自分が乗りこなせなかったマシンに再び乗ることが心配ではないかと尋ねられた彼はこう答えているのだ。「同じ?今じゃ全然違うマシンですよ。違うメーカーのマシンみたいだ」
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特に新しい情報があるわけじゃないですけど、グレジーニが赤裸々に語ってますね。

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