« カタールGP:エスパルガロ(兄)「アプリリアにとってこれは始まりにすぎないんだ!」 | トップページ | ドゥカティの新しいウイング »

カタールGP:クラッチロー、転倒2回はタイヤ選択の失敗

上位ライダーはほっといて、クラッチローもいきますよ。CRASH.netより。
============
開幕戦カタール。カル・クラッチローは本来であればトップ5を狙えたと考えている。スタート直前にグリッドでフロントタイヤを交換しなければ良かったと後悔しているのだ。

結局彼は2度の転倒を喫し、痣だらけのシーズンスタートを切ることになってしまった。序盤でフロントタイヤに熱が入りすぎてしまったためだ。最初の転倒は最終コーナー。2番目は再スタート後に13コーナーでスロットルが開きっぱなしになってしまったためである。

やはりホンダに乗るマルク・マルケスと同様、クラッチローは21時スタートに向けてハードコンパウンドのフロントタイヤを選択していた。RC213Vはこの週末を通して加速に苦しみ、ライダーはブレーキングを遅らせることでタイムを稼がざるを得なかったのだ。

しかしスタートが遅れたことで20周に減算されたレースは気温が下がり湿度が上がる時間帯に突入することになる。そして彼はハードタイヤは適していないと言われたのだ。「それで手放しちゃったんですよ」と彼は言う。

「グリッドでフロントタイヤを交換したんです。マルクと同じようにね。そして僕らは二人とも失敗した」。2度の転倒を喫しはしたが概ね彼は大丈夫なようだ。「ミディアムタイヤはうちのフロントには使えないってわかってたんです。柔らかすぎる。でも半ば無理矢理タイヤを替えさせられた。
 レースが遅れたんで露が降りるのが心配だとかなんとかいろいろいろ言われてね。でも僕にとってもマルクにとっても間違った決断でしたよ。でも僕に決定権はなかったんです。
 こういうことはほとんどないし、あってはならないと思いますよ。最初はよかったんですよ。いいポジションで走れた。ヴァレンティーノと接触しちゃったけど、レースではあることですしね。彼に気付いてなかったし彼も僕に気付いてなかった。僕も全く見えてなかった。
 でも他のやつらの後ろで走っている内にだめになってきたんです。フロントタイヤが熱くなりすぎたんです。ラインを少し外して、それで最終コーナーで転倒した。それからまた走り出したんだけど、やめればよかったですね。スロットルが全開のまま固定されてたんですよ。
 ハンドルが曲がってグリップが泥まみれになってたんです。ピットに入ることだけ考えればよかった。でもピットにたどり着くこともできなかったんですけどね。ピットに戻ってエアコンプレッサーでグリップについたクソみたいな泥をふっとばしたかったんです。それができてたら少なくとも完走はできたでしょうね。でもそこまで行けなかった。
 マシンが加速し続けたんですよ。それでスロットルを閉じたんですけど今度は曲がらない。それで思いっきりフロントブレーキを握って飛び降りたんです。チームには申し訳なかったけど、まあ僕が絶対あきらめないのをみんなもわかってくれてるし、僕もその時点では完走できると思ってたんです。でも2回目のクラッシュはハンドルが曲がってたせいなんです。
 とにかくこのファッキンな状況をとっととなんとかしないと。それに痛いんですよ!どっちも大したことないって転倒じゃなかったですからね。でもまあこれもレース。去年も同じポジションから始まってますし。でも今日はいい結果が残せるチャンスだったんですけどね。グリッドでつまらない決断をしちゃった」

クラッチローがクラッシュしたのは10位に上がろうとスコット・レディングの後ろを走っていた4周目のことだ。彼にとってはかなり悔しい転倒になったようだ。レプソル・ホンダの2台について行けたと思っているのだ。

「正直いい結果が残せる自信はあったんですよ。状況がどうあれね。完全ドライなコンディションでも5位にはなれたはずなんです。ドライとウェットが混ざってるような悪い状況でもやっぱり5位に入れたはずですよ。
 うすぼんやりマシンにまたがってるだけでもやっぱり5位になれた、と思う。マルクについていけたはずだし、一緒に走ることもできたはず。どちらもフロントタイヤに問題を抱えていて、それ以外は完璧だったんです。
 でもその時は前の連中を抜けなかったんです。だから持久戦に持ち込むことにした。ダニがやってたことですね。そして彼はマルクに追いついた。ペースがそれほど速くなくて、フロントがミディアムでもその程度のペースなら行けたと思うんです。
 最終コーナーでラインをちょっとだけ外してしまったのは、ちょっとだけインをカットしてストレートでスコットに追いつこうとしたからなんです。でラインを外れたとたんに転倒した」

「でもそれは完全に僕のミスでした」と彼は渋々認めた。「それに再スタートしたのも完全に僕のミスですよ」

クラッチローの話を聴く限り、ミディアムフロントタイヤを使うというのは提案ではなく強制だったようだ。コンディションのひどさが理由である。

「タイヤチョイスがギャンブルだったなんて考えたことはないですよ。いつも自分のやることには自信をもっている。でも今日は選ばせてもらえなかったんです。で、結局それは間違った選択だった。
 それに、やっぱり元に戻そうとしたときにはもう交換が終わっていて戻せなかったんです。時間が足りなかった。マルクも無理矢理タイヤを替えさせられてましたね。
 それが僕とマルクがレースを優位に運ぶ鍵だったと思いますよ。誤解しないで欲しいんですけど、別にホンダが他のメーカーのマシンが強いんだって言ってるわけじゃないんです。でもマルクについて言えば、フロントタイヤさえ良ければもっと戦えたと思いますよ」
============
へー、ライダーの意志より優先されるってのは、要するにミシュランの「要請」ってことなんでしょうね。

|

« カタールGP:エスパルガロ(兄)「アプリリアにとってこれは始まりにすぎないんだ!」 | トップページ | ドゥカティの新しいウイング »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/69409/65075044

この記事へのトラックバック一覧です: カタールGP:クラッチロー、転倒2回はタイヤ選択の失敗:

« カタールGP:エスパルガロ(兄)「アプリリアにとってこれは始まりにすぎないんだ!」 | トップページ | ドゥカティの新しいウイング »