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CRASH.netによるダニ・ペドロサ独占インタビュー

契約は2018年までありますけど今年が正念場な気がするダニ・ペドロサへのインタビューです。CRASH.netより。
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MotoGPライダーのダニ・ペドロサはチームメイトのマルク・マルケスとともにセパンからインドネシアに旅立った。PRツアーの最後となるジャカルタで行われるレプソル・ホンダチームのお披露目のためだ。

CRASH.netはそのステージが終了した後に29回のMotoGP優勝経験がありランキング2位を3度経験しているダニ・ペドロサへのインタビューを行った。

スペイン人の彼はセパンテストで初日の13番手から最終日は4番手にジャンプアップ。マルケスと彼はホンダの最新型エンジンのテストをしていたのだが、同時に統一電子制御ユニットにも取り組まなければならなかった。

CRASH.net:ダニ、ここではこの2日間、ずいぶんと凄い歓迎を受けました。特に工場訪問は凄かったですね。MotoGPで走り始めてかなり経ちますけど、こういうのには今でも驚くんですか?

ペドロサ:もちろん、もちろん。こんなことは他ではないですよ。さっき言ってくれたみたいに、ファンといろんな体験ができたんです。いろんなことをいろんな国でね。でもここで昨日体験したことは現実とは思えないですよ。まず僕らが言ったのは巨大な工場で、でもそれ以上に感動したのは従業員の皆さんが全員集まっていたことですね。3000人もの人が叫びながら写真を撮りたがってたんですよ!こんなたくさんの人たちが僕の前にいるなんて見たことがない。すごかったです。


CRASH.net:MotoGPのすごさにコース外でも驚いているようですが、コースではいかがですか?どんなモチベーションで再びサーキットに戻ってきて限界で走ること
ができるんでしょうか?

ペドロサ:常に上に行きたい、勝ちたい、自分がどこまでできるか試したいってことですね。常に自分の限界に挑戦したいんです。それが僕の内なる魂なんです。

CRASH.net:ミザノでまさにそれを見せてくれましたね。マシンが合えばどれほどのことができるのかを証明しました。MotoGPマシンにはどんな特性を求めるんですか?

ペドロサ:そうですねぇ、強いて言うなら、どれほどかはともかく安定性のあるマシンがいいですね。僕のライディングスタイルでは毎ラップ常に同じラインで同じクリッピングポイントを通りたいんです。ライディングでも安定性が大事なんです。そういう意味で安定性の高いマシンがいいんです。
 まあみんな知ってますけど僕はすごく体重が軽くて、だからリアサスはすごく柔らかいのを使ってるんです。でもフロントはそこまではできないんです。ブレーキングがうまいライバルと闘ってるからなんですよ。僕のフロントサスはそうしたライバルほど硬くはないですけどね。僕は彼らほど大きくないんで、彼らみたいに(体を使って)フロントに荷重をがっつり掛けるわけにもいかないんです。
 自分の体重を(前後に)移動させても彼らほどの効果はないんですよ。だから荷重を移動させるためにサスは柔らかくしたいんです。マシン自体のピッチング(前後の荷重移動)を大きくしたいんです。でもマシンにかかる荷重とスピードは同じですから、それなりに硬いスプリングを使わなきゃならないんですよ。


CRASH.net:ミシュランタイヤの特性が去年は大きな鍵となりました。新しい「太い」ミシュランのフロントはどうですか?去年より好みです?

ペドロサ:ええ、新型タイヤはグリップも増したし接地感もある。太くなったことについては高評価を下してます。コーナーに向かってマシンが傾くスピードが少しゆっくりになってるんです。そこは最高とは言えないですけど、でもグリップも増してるし接地感もあるんで、だからセパンでもクラッシュが減ったんでしょうね。新しい舗装のおかげか新型タイヤのおかげかはわからないですけど、クラッシュは減った。だから別のコースでまたどんな感じか確認したいですね。


CRASH.net:去年から大きく変わったことに統一電子制御ユニットの導入があります。パフォーマンスのレベルはどうですか?

ペドロサ:電子制御に関して言えば以前ほどのパフォーマンスはないですね。でも電子制御ユニットは統一化されましたけどマシンごと、チームごとに違ったアプローチをしているはずですし、それがパフォーマンスの差を作ってるんだと思います。
 まあ基本的にはそのせいでセパンテストではそれほどいいスタートが切れなかったですけど、テスト期間中にいいところまで持って行けました。逆にドゥカティなんかは最初から良いペースでしたね。
 だからまだ「隠してる」って感じだと思いますよ。(あるセッティングの電子制御には)合うコースもあるし、そうじゃないコースもあるでしょう。コンディションにどう電子制御が反応するかなんです。


CRASH.net:去年の序盤はホンダも新型電子制御に対応するためにいろいろしなければなりませんでした。それを経験したことで今年は楽になるんでしょうか?

ペドロサ:全然ですよ!まあ電子制御に集中して取り組まないといけないってことは学びましたけどね。去年はそれ以外の部分に精力を注いでいて、電子制御のセッティングの違いでこれほどまでにライバルに差をつけられるとは思わなかったんです。だから電子制御にどれほど力を注がなきゃいけないかわかりましたね。


CRASH.net:では今他のパーツをどうこうするより、まずは電子制御のセッティングを決めなければいけないということなんですね。

ペドロサ:基本的にはそうですね。マシンの気持ち悪い挙動はたいてい電子制御がコースのその部分に合わせてちゃんとセッティングできてなかったからなんです。それで変な挙動が出るとかウイリーするとか、パワーの出方が気持ち悪いとかなるんです。


CRASH.net:統一電子制御は今年も同じですが、ウイングが禁止されましたね。あなたはウイングが危険だとはっきり主張していたライダーの一人ですが、ヤマハの新型カウルについてはどう思いますか?

ペドロサ:いくつか写真は見ましたけど刃物みたいなものが突き出しているよりは全然安全ですね。あとは乗った感触の問題でしょうけどそれについては僕は何も言えないですから。


CRASH.net:セパンではマルクが親指ブレーキを試していましたけど興味はありますか?

ペドロサ:試したことはあるんですよ。悪い考えじゃないと思いますよ。慣れればね。ドヴィツィオーゾはもうMotoGPで使ってると思いますけど、使いこなせるほど試してるわけじゃないんで。


CRASH.net:最後にひとつ。まだシーズンも始まってない段階ですが、メーカーごとの力量差はどんな感じだとみていますか?

ペドロサ:全メーカーがパフォーマンスを上げてきたと思いますよ。マシンのコーナリング性能だけじゃなくて、例えば電子制御についてもそうだし、エンジンもみんな良くなってますよね。ストレートでは今回のテストを見る限りドゥカティが一歩先にいってますけど、ヤマハも速いしスズキも速い。それにKTMもストレートではちゃんと速いんですよ。
 だから各メーカーともにいいレベルになってるし、どのチームにもいいマシンを供給していますね。


CRASH.net:ありがとうダニ。

ペドロサ:どういたしまして。
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あー体重かー、辛そうだー。

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コメント

>常に自分の限界に挑戦したいんです。それが僕の内なる魂なんです。
控えめながらもシッカリした情熱を感じますした!
これだけの人が応援に駆けつけてくれたら、やる気もでるでしょう。
がんばれ!ダニ!
怪我には気を付けて。

投稿: motobeatle | 2017/02/10 19:05

>motobeatle
 毎年が正念場のダニですが、ほんとに今年こそ!!

投稿: とみなが | 2017/02/11 20:45

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