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MotoGP2015:レースに集中しよう

たぶんこの件に関してはこれで終わり、かな。Cycle Worldより。
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私はダニ・ペドロサやその他の多くのみなさんと同様に今回のマルケス/ロッシ事件がMotoGPの価値を下げてしまうようなものだっと考えている。何より残念なのは多くの人がこの件を言い訳に、ここぞとばかりに汚い言葉を嬉々としてはき出していることだ。ものすごくがっかりする。

私たちには何が起こったのかはわからない。だから判決を下すことはできない。証拠を全て持っているわけではないのだ。ドルナの誰かはオンボードカメラの映像を持っているだろうが私たちにはみせてもらえない。その義務もないのだ。ドルナがもつ動画、静止画は法的には彼らのものだ。彼らが適切であると判断した場合にのみ後悔される。私たちはレースを愛する余りそれが「私たちのもの」だと勘違いしてしまう。しかし実際にはドルナの株主の所有物なのである。

コースサイドのカメラと空撮映像の両方を見たジャーナリストもいるが、多くはコースサイドの映像しか見ていないのは明らかだ。私が最初に見たコースサイドの映像ではロッシが2回マルケスを振り返っていた。しかし今観ているのは1回しか振り返っていないバージョンである。2回振り返っているバージョンでは一瞬ロッシの膝が動いていたように見えた(空撮ではまったく見えない)。しかし1回しか振り返っていないバージョンでは膝の動きはそれほど速くはない。ゆっくり膝を上げているだけだ。ディズニーから流出したアニメーションソフトが使われたのか?知られざる組織が私たちをからかっているのか?

こうした安定性のない、ことによったら改変されている「証拠」を目にしていると、スコットランドの裁判のように無罪でも有罪でもなく「証明されない」という判決を下したくなる。ロッシが何かやってマルケスを転倒させたのかどうかもわからないのだ。

フィリップアイランドでのマルク・マルケスは動機をもってヴァレンティーノ・ロッシのタイムを落とそうとした。ロッシはセパンのレース前プレスカンファレンスでそう告発している。これがペナルティに値するルール違反であればロッシは公式に抗議しただろう。しかしこうしたレーサー同士の争いは普通に起こっているのだ。1967年のカナダGPではマイク・ヘイルウッドが毎周ジャコモ・アゴスチーニを悩ませた。抜いたと思ったらわざと抜かせ、その繰り返しだ。彼はアゴに競い合いをさせたかったのだ。ことによったらリタイヤするような何かバカなことをさせたかったのかもしれない。ヘイルウッドが500ccチャンピオンになるにはそれしか道がなかったからだ。アゴはしかし頑固に自分の仕事に集中し、結局チャンピオンになった、一方のヘイルウッドはこのレースに勝っている。こうしたゲームに興じるライダーはほかにもたくさんいる。250ccクラスのルカ・カダローラのことも忘れられない。ライバルに期待を持たせるためにわざとゆっくり走り、そして突然圧倒的な速さで逃げていく。遊んでいたのだ。敵を欺く心理戦である。

これから何かルールができるかもしれない。しかしそうなったらレース結果は審査委員会があらゆる瞬間をビデオで精査して違反の有無について確認するまでレース結果がでないことになる。私たちが見たいのはレースだ。法服を着た官僚(全員起立!)が聴聞室の外で審議を終えるのを待ちたいわけではない。
そんなわけでロッシには見た通りのことに基づきペナルティが科せられることになった。彼はワイドなラインを走り、(少なくとも2回振り返りバージョンでは)ブレーキをかけマルケスのスピードをにぶらせた。その結果マルケスは転倒したのだ。他のライダーを転倒させるような無分別な走行をするのはルール違反なのである。
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タイトルの通りです。次はヴァレンシア、最終戦!

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