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ロレンソ:完全に視界が奪われた

またもやヘルメットのせいでポイントをロストしたロレンソのコメントをCRASH.netより。
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イギリスGPではチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシに12ポイント差をつけられてしまったロレンソだが、これにはヘルメットのトラブルにみまわれたという要因もあった。

カタールでは内装がずれて目の前に落ちてきたために勝利を逃してしまっているが、過去2戦でロッシと同ポイントにまで取り戻した彼を今回見舞ったのはHJCヘルメットのシールドが曇ってしまったせいである。これで彼は表彰台を逃すこととなった。

「まず言っておかなければならないのは、今回は勝てるペースでは走れなかったということです。だからヴァレンティーノは勝って当然だし、2位のペトルッチにも追いつけなかったでしょう。問題は雨が強くなって気温が下がったあたりでアンドレア(ドヴィツィオーゾ)に追いついたあたりで全く見えなくなったんです。完全に視界が奪われましたね。シールドが曇っちゃったんです」とロレンソは言う。

「3位にはなれた可能性もあるんです。ペトルッチに追いつけたとは思えませんけど、3位にはなれた。だからシールドが曇ったせいで3ポイント失ったってことですね。ヘルメットのせいでポイントを逃したのは今年2回目です。これから何がどうなるか言える状態でではないですけど、問題があるのは確かですね」

プラクティスから予選を通じてシルバーストンを支配していたのはロレンソとマルケスだった。しかし雨の中マルケスが転倒するまでロッシについて行けたのに、一方のロレンソは中盤で5番手まで落ちてしまっていた。

「雨はいつも難しいですね。去年勝ったアラゴンみたいにすごくいい感じになることもありますけど、難しいこともあるんです。特にコースがスリッピーだときついですね。最高の気分にはなれないことがあるんですよ。でも序盤は良いペースでした。たぶんマルケスやヴァレンティーノに抜かれた段階では彼らの0.5秒落ちくらいだったと思います。でも彼らは最初から僕より速かったですね。
 ヴァレンティーノはコーナーエントリーで速かったんです。ブレーキングも遅らせられたし、僕はそういう風には走れなかった。さっき言った通りヴァレンティーノとも、たぶんマルクとも戦える速さはなかったですね。まあマルクに関してはあのペースで走り続けてどうなったかはわかわらないわけですけど。
 でも明るい材料もあるんです。ドライコンディションでは優勝争いができる状態でしたし、優勝できなくても2位にはなれたかもしれない。でもレースってこういうもんですからね。いろんなことが怒るんですよ。今回はヴァレンティーノが完璧に状況を活かしきって勝ったってことですね。
 もっと悪い結果だったかもしれないですし。3番手を走ってるときにポル・エスパルガロがシケインですごいスピードでインに突っ込んできたんですよ。意味がわからない。同じメーカーのマシンで走っている、謂わばチームメイトなのにですよ。どうやってクラッシュしないで済んだのかわからないくらいですよ。奇跡みたいなものですね。絶対転ぶって思ったくらいですから。ハイサイドで鎖骨を折るとか、そういう怪我になるかと思ったんです。
 幸いにもマシンから振り落とされずに済みましたし、まだ運は味方についてるんでしょう。クラッシュしまいと冷静になって我慢モードに入ったらこんどは残り4〜5周のところでシールドが曇っちゃったんです。まあそういう意味ではポイントは失ったとはいえこの状況で良くやったと思いますし、もっと悪い結果になってたかもしれないってことですね。
 でも一番ポイント差があったところから29ポイントも詰めたんですしね。問題が無ければかなりのスピードで走れますし、ヴァレよりも普通は速く行けると思ってます。だから残り6レースもあるわけですし、今年は2回も追いついたんですから、またポイント差を詰めていきますよ」

シルバーストンで転倒したことによりマルケスは大きくランキングを落としている。つまりは2015年のタイトル争いは残り6戦の時点でロッシとロレンソの二人に絞られたと言っていいだろう。

「マルケスにとっては僕よりさらに悪い結果になりましたね。ほぼタイトル争いから脱落してしまったわけですから。だからライバルはただ一人のライダーってことです。ヴァレンティーノだけに集中していきますよ。
 コンディションがドライならさっき言った通り僕の方が速いし、だからこれからのレースでもそのアドバンテージを維持していきますよ。これからも僕の方が前でフィニッシュできる確率は高い思いますし、ポイント差は詰めていけるでしょう。
 ミザノは彼の地元レースで彼の得意なコースですけど金曜になるまで何が起こるかわかりませんからね」
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いいですねえ、この鼻っ柱の強い感じ!

ちなみにこれが韓国disネタに使われるのは本意ではないです。製品レベルの問題か組織/運用レベルの問題かはわかりませんが、まだまだGPライダーが命とタイトルを預けるレベルではないのは確かでしょうけど、それをその生産国の問題にまで拡張するのはやりすぎかと。

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コメント

とみながさんのおっしゃるとおりですね。
HJCヘルメットのクオリティが語られるのはいいとしても、ナショナリティに触れるような筋違いの批判がされてるのを見ると不愉快なものです。

 ホルヘはSSの敗因を「自分のペースが悪かった」ときちんと前置きしてから語っていますね。
よく言い訳多い等言われてますけど(私にはまったく理解不能ですが)、彼はとてもリベラルな人、フェアであろうと努めている人だと思います。
 ホルヘだけでなくすべてのライダーも、きっとそうあろうとしている筈ですから、観戦者やファン、メディアもそうありたいものです。

投稿: りゅ | 2015/08/31 21:51

David Emmett さんの Sunday Round Up によると、ホルヘは breath deflector をつけていなかったとのこと。ビデオを見直したところ、確かにホルヘだけ(?)つけていませんでした。ちゃんとつけていればHJC のメットでも曇らなかった(あそこまで曇らなかった)のではないのかなぁ・・・

Moto3 のファビオ君はSHOEI ですが曇っちゃったみたいでバイザー上げて走ってました。彼も breath deflector 無しでしたね。

ということで、今回の曇っちゃった問題は、製品の質以前に運用側の問題だったような気がします。

投稿: bamboo41 | 2015/09/01 06:44

うん〜取り敢えずメーカーを変えた方が良い気はしますね。
あとハイスピードを維持してコーナーリングをするロレンソに、ウェットはよろしくないかもです。
これがドライなら結果は全く違ったものになった気はしますが、ロッシは凄いですね。
この勝利は彼の経験値違い、そのものではないかと。
とはいえ、まだ6レースも残っていますからね。
マルケスはひたすら勝ちを目指して挑んでくるでしょう。
それがヤマハ二人のタイトル争いのキーポイントになると思います。

投稿: motobeatle | 2015/09/01 15:45

>りゅさん
 なんかあれはブレスガードの問題だったという話っぽいですね。しかしなんとかならないものでしょうか。

>bamboo41さん
 そっかー、最初からつけていなかった説もあるんですねえ。ふむふむ。

>motobeatleさん
 私は人と同じメットを避けようとして外国製をいろいろかぶってきましたが、Araiにしてから離れられなくなっちゃいました。ただやっぱり製品より運用の問題な気もしますね。

投稿: とみなが | 2015/09/17 21:59

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