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ペドロサの腕上がり問題

去年腕上がりの手術を受けたペドロサですが治っていなかったらしく、とりあえず治療法を探るとコメントしています。そのインタビューでは「質問禁止」だったらしく、深刻さがうかがわれる状況。

ちなみに腕上がりについてはこちらに「腕上がりとは何か、そしてその治療法」という記事を去年翻訳してます。

まずはCRASH.netよりペドロサのコメント。
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「レースではずっと腕上がりに悩まされていました。ほぼ1年ずっとです。ここでの開幕戦のあとから去年は毎レース腕上がりと戦ってきました。以来完璧なパフォーマンスを発揮できませんでした。それで成績がふるわなかったんです。
 ずっと治療を試みてなんとかしようとしてきたんですが、なかなかうまくいきませんでした。いい答えが見つからなかったんです。(2014年のヘレス)の後にある外科医にかかったんですが、それもうまくいきませんでした。みんなには隠していたんですけど楽なことではなかったです。ホンダはずっとこの件については知っています。
 このオフシーズンに世界中を回って多くの医師から様々な意見をもらいました。また手術をすべきか、レースを続けられるようになるのか。幸い誰もが手術はするべきではないと言ってくれました。手術によって腕上がりが悪化する可能性があるんだそうです。そこでみなさんの言うとおりにして、非侵襲的な治療に専念しました。
 おかげで今日走れたわけですが、状況はよくありません。状態が良くないのはわかっていますが、他にどうしようもないんです。レースが終わった今、自分の最高の状態で走れないことがよくわかりました。治療法を探さないといけない状態です。
 こんな状態ではレースを続けるわけにはいきません。ですからまずは腕の治療に専念したいと思います。今後どうなるかはわかりません。医師にもわからないくらいですからね。問題を解決したいと思っていますし、チームもわかってくれいます。
 現時点ではそれほど選択肢はありませんが、まだどうなるかはっきりしていません。すぐにみなさんにこれからのことをお知らせできればと考えています。また治療法を探して世界中を旅することになります。最後にこの厳しい状況の中で支援してくれたスポンサーとファンに感謝したいと思います。僕にとって最高の状態ではないですけど、いつも支援して下さってありがとうございます。

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そしてこれに対してチームマネジャーのリヴィオ・スッポはこう言っています。こちらもCRASH.netより。

「今は当然辛い気持ちですよ。シーズンオフには腕の問題もなくいい感じでいけることを願っていたんですけどね。でも最初のレースで去年と全く状況が変わっていないことに彼は気付いたんです。去年は何レースかもっとひどい状態で走っていて、まあそれほどでないレースもありましたけど。
 彼の気持ちはよくわかります。今のところこういう走りではレースはしたくないと彼は考えています。ですから何か良い方法がないかと探すことになります。去年はカタールでは腕上がりがものすごくひどかったですが、オースチンではそれほどでもなかったんです。たぶんコースや環境で変わるんでしょう。
 ですからまずは医師と話さないといけません。ミル医師によれば2回も同じ腕に手術をしているんで、これ以上の手術はむしろ悪化の可能性があると言っています。他にも手術の方法があるんですが、ミル医師によればかなり複雑で、彼自身やったことはなくて、世界でも一人しかやったことがないんだそうです。それに相当侵襲的な手術なんです。
 そんなわけでその手術についてはひとまず置いておいて、オースチン前に医師と話してできる限りの治療法を探るという方向になっています。
 テストやトレーニングでは腕上がりは起こっていなかったんです。バイクで周回を重ねたときだけ起こるんですね。それもあって医師としては何ができるか難しいんだそうです。
 (引退の可能性について)わからないですね。もちろんそんなことにはなってほしくないですが・・・。腕上がりがあってもトップレベルで走れるんです。去年だって全く完璧とは言えない状態で、シーズンほとんどでランキング2位につけていたんです。腕上がりがひどかったのにですよ。
 彼の気持ちはわかります。シーズン開幕で同じ問題が出てしまった。彼はタイトルを目標にしていたのにですよ。だから本当にがっかりした気持ちだろうし、うちも彼を支援しますよ。
 ダニはレースを始めたときからホンダのライダーでいつづけてくれたんです。それにあんな腕の状態でダニみたいに走れるライダーがいると思いますか?
 彼が何を言いたいのかよくわかります。ダニは3回もタイトルを獲っていて、MotoGPでもタイトルを狙っていて、そして実際にタイトル争いをしてきた。それができないなんて耐えられないことだと思ってる気持ちはよくわかります。
 でもいちばん大事なのは彼の身体で、みんなで治療法を探しますよ。たとえそれが徒労に終わってもね。
 (ケイシー・ストーナーの代役復帰について)ケイシーは何度も絶対MotoGPには戻ってこないって言ってるじゃないですか。それにダニの治療法は見つかると信じてますよ。そこは悲観していません」
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辛い・・・。

ちなみにMotomatters.comにはこんな一文がありました。
「ダニ・ペドロサが6位に入ったというのは彼の素晴らしい才能を示す結果だ。彼は要するに片腕を背中に縛り付けられたまま走っていたのと同じなのだ。激しく痛む右腕は感覚も失われていた。それでも優勝したライダーの0.5秒落ちで、しかも彼の前でゴールしたのはワークスマシンのホンダ、ヤマハ、ドゥカティだけである。彼がどれほどのことをしたのか試してみたいなら、右腕にナイフを突き刺して冬用の一番厚いグローブをしてレースマシンに飛び乗り全力で45分走ってみればいい。決して簡単なことではなかったのだ」

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コメント

シーズン早々、幸先の良い話ではないですね。
おそらく、これで今年のチャンプ獲得の可能性も無いでしょう。
無理をして事故でも起こしたら大変ですし。
一番凹んでるのはダニでしょうね。
うむー、、、。

投稿: motobeatle | 2015/03/31 00:57

>motobeatleさん
 結局手術に踏み切ることにしたようですが、心配がつのります。

投稿: とみなが | 2015/04/02 20:54

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