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ホルヘ・ロレンソへのインタビュー

カタールテストではなんとなくぱっとしない感じだったホルヘ・ロレンソですが、それでも打倒マルケスの最右翼であることは間違いないでしょう。ってなわけでCycle Worldよりロレンソへのインタビューを。
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シーズン前最後となるカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットでのテスト最終日は雨で終わった。後は2週間後に迫った開幕を待つばかりだ。

カタール最大のニュースはドゥカティGP15の素晴らしいパフォーマンスに尽きるだろう。初日、2日目ともにトップタイムを出したのだ。しかもカタールではソフト側のタイヤは使用していなかったのだ。チャンピオンのマルク・マルケスは冗談まじりにこう言っていた。「彼らがエクストラソフトを使わなかったのは、周りをびびらせないためでしょうね。もし使ってたらさらに1秒くらいは縮まってたでしょうから」

とは言え実際にはマルケスはドゥカティを怖れてはいない。最後のテストの2日間を見た限りでは、彼はカタールのトラックが滑りやすかったこともあって全力を出していたわけではないようだ。マルケスは言う。「テストの終わってみるとライバルはホルヘ・ロレンソとヴァレンティーノ・ロッシだということがはっきりしましたね。彼らとチャンピオン争いをすることになるでしょう。ドゥカティがトップに立てるところもあるでしょうけど、結果を出したら優遇措置が削られますからね。ですから自分がライバルだと思った相手に集中しますよ」

我々はマルケスが2015年のMotoGPタイトルを争うライバルとして挙げたホルヘ・ロレンソにインタビューを行った。

彼は序盤の2戦でわずか6ポイントしか獲得できなかった2014年の轍を踏むまいと努力している。そして去年の後半戦では誰よりもポイントを稼いでいる彼は三度目のタイトルを虎視眈々と狙っている。

ロレンソは去年より5kg体重を落としてテストに臨んでいる。1月1日から休み無しでトレーニングを積み、スーパーモタード、小排気量モトクロスバイク、そしてダートトラックを日々のトレーニングに取り入れている。

:1年前のホルヘ・ロレンソとは何が変わりましたか?

ロレンソ:去年とは体調もマシンも違いますね。去年はポテンシャルの50%くらいしか発揮できていなかったですけど、今日は90%くらいまで来ています。2008年にMotoGPにデビューしたときと同じくらいまでやせてきていますし、マシンもかなり良くなっているんです。


:昨シーズンを通して学んだことは何ですか?

ロレンソ:いつも言っているように、ミスは取り返せないんです。でもそのミスからは学ぶことができるし、何かを良くしていくことはできる。そうやっていままでやってきました。フィジカルコンディションにもこれまで以上に気を遣っています。今までもかなりトレーニングしてましたけど、去年はオフシーズンに手術をしたせいでトレーニングが充分できなくて、体調が完璧でない状態でシーズンを迎えてしまったんです。それで痛い目をみたんですよ。


:カタール開幕戦に向けてどう体調を整えていくんですか?

ロレンソ:去年のヴァレンシアからこっち、トレーニングをしなかったのはクリスマスの1週間だけです。かなり厳密に日々のプログラムをこなしていますよ。1日6時間から9時間はトレーニングしてますね。マウンテンバイクやジムや、あとオートバイにも乗ってます。モトクロスやトレールバイクやダートトラッカーやポケバイにね。いろいろ乗ってるというのがポイントですね。


:集中力を高めるためにはどんなことをしていますか?

ロレンソ:集中力は僕の強みですね。それにいつも集中力を高く保つように努力してます。今年は身体的にも準備ができているし精神的にも良い状態です。マシンがいい状態で自分も速く走れるとコースの中でもコース外でも自信が保てるんです。


:タイトル獲得のために自分のライディングスタイルを変えてさらに上に行こうと考えたことはありますか?

ロレンソ:ライダーなら誰でも自分なりのやり方と秘密をもっているんです。集中力、安定性、そしてコーナリングスピードが僕の強みですね。でも自分の技術を少しずつ高めていって、そして弱点を小さくするようにいつも努力しています。


:あなたが戦った相手の中ではマルク・マルケスが最高のライダーですか?

ロレンソ:難しい質問ですね。毎シーズン、ストーリーが変わるんですよ。ヴァレンティーノ・ロッシ、ケイシー・ストーナー、そしてマルク・マルケス、その3人が今まで戦った中で最強のライバルですね。でもダニ・ペドロサも速いですし。


:どうやったらマルク・マルケスは倒せるんでしょう?

ロレンソ:彼よりも、そして誰よりもたくさんポイントを稼ぐってことですね。他にやり方はありませんよ。マルクを倒すには速さと安定性の両方が高いレベルで求められるんです。毎レース表彰台に立って、可能な限りたくさn勝つのが目標です。タイトルを獲るにはそうやるしかないんです。三度目の最高峰クラスタイトルをぜひ獲得したいと思っていますよ。


:マルクはあと5〜6年は勝てると思いますか?

ロレンソ:2連覇したからといって、その後3〜4年勝てるってわけじゃないですよ。彼だってそのためには努力が必要です。レースでは「当たり前」ということはないんです。だからこそMotoGPはおもしろいんですけどね。


:2015年はどんなシーズンになりそうですか?

ロレンソ:僕は今モチベーションにあふれています。自分もそうですけどマシンも去年の今頃よりいいですからね。


:ヤマハM1は去年の後半かなり速くなりました。2015年型には何を要求したんですか?

ロレンソ:去年お願いしていたことのいくつかは実現しましたね。それと新型シームレスギアボックス(シフトアップに加えてシフトダウンもシームレスなもの)も装着されましたし。まだブレーキングは弱点の一つですけど、必ず改善していけると思っています。


:ヤマハ発動機の木村隆昭副社長が2015年型YZR-M1にはフルシームレスギアボックスを搭載したと言っています。今回のテストではどんな感じでしたか?

ロレンソ:フルシームレスギアボックスのおかげでどれくらい速くなるかを判断するにはまだ早いですね。まだシャーシと電子制御に手を入れてポテンシャルをフルに発揮させなければならない段階なんです。でも大きな一歩ですよ。ヴァレンティーノもそうですが、かなり攻められるしブレーキングも遅らせられますね。


:ヴァレンティーノとの関係はずいぶんうまくいっているようですが、もう最大のライバルというわけではないんですか?

ロレンソ:関係はよくなりましたね。どちらももう大人ですから。でも同時にどちらも野望があって、同じようにチャンピオンを目指している。二人で良いチームが作れていますし、M1を良くするためにお互いに印象を話し合ったりしています。お互いにチームメイト、つまり唯一自分と同じマシンに乗る相手を倒して勝つために走っているのは間違いないですね。もちろん他のライダーも負かさなければいけないですけど。


:カタールはヤマハ向きのコースとして知られています。開幕戦表彰台は・・・

ロレンソ:予想するのは好きじゃないんです。3月29日になればわかりますよ。


:タイトル争いのライバルは誰になりますか?

ロレンソ:ホンダとマルク・マルケスはもちろんですね。でもヴァレンティーノ・ロッシもダニ・ペドロサも強力なライバルです。ドゥカティも勝ちに来るレースがあるでしょう。全体的は相当厳しい争いになるだろうし、チャンピオン争いにからんでくるライダーも多くなるでしょうね。
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本文中にはいつ行われたインタビューかが記されていないけど、それなりにいい感じなんじゃないでしょうか。

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