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新型ドゥカティは速すぎ。タイヤルールが不公平になってる、とロッシ

テストでは絶好調なドゥカティGP15ですが、やっぱり文句が出始めてます。CRASH.netより。
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先週セパンで開催されたMotoGPテストでデビューしたGP15の速さを目の当たりにしたヴァレンティーノ・ロッシは今シーズンのドゥカティはホンダやヤマハと互角に渡り合えるだろうと断言した。

イアンノーネとドヴィツィオーゾがそれぞれ4番手と9番手のラップタイムを出したことでその確信はより強くなったようだ。

5番手タイムだったロッシは言う。「彼らは相当速いですね。ドヴィとイアンノーネはいい調子だしGP15は新型なのにもう既に速いですしね。プラクティスでは彼らはスーパーソフトタイヤを使えるんだけど、それだけじゃなくレースでも今シーズンのドゥカティは要注意ですよ」

ドゥカティが上々のデビューを飾ったことで、彼らがオープンクラスと同様の優遇措置を受けていることに対してロッシはますます反対の念を強くしている。この優遇措置は2013年以降に優勝のないすべてのワークスマシンに適用されるものだ。

つまりドゥカティに加えてスズキとアプリリアには、ヤマハとホンダより燃料容量が4L多く許されるほか、スーパーソフトのリアタイヤ(その代わりホンダとヤマハが使うハードタイヤは使用不可)、エンジン台数制限緩和、シーズン中のエンジン開発許可、テスト回数が多い等の優遇措置が与えられているのだ。

とは言え燃料制限緩和とスーパーソフトタイヤについては一定のリザルトを挙げるとホンダ、ヤマハと同様の条件となることになっている。燃料制限緩和とスーパーソフトタイヤが使えなくなる条件を理解していないと告白し、もしドゥカティが今シーズン1勝したらどうなるかと尋ねたロッシは、2L分制限がきつくなる(=ホンダ、ヤマハより2L増しまで制限される)と聞いてこう語った。「それて無意味ですよね。だって24Lでも22Lでも同じですから」

つまりロッシはドゥカティが現時点でも22L以上は使っていないと考えているということだ。ドゥカティ・コルセのジェネラルマネジャーであるジジ・ダリーニャがセパンでそれを裏付けている。「去年うちは全レースで22Lで走ってますよ」

ドゥカティのライダーがドライコンディションで2位を2回、または3位を3回達成しても燃料制限はきつくなるが、去年は3回の表彰台の内、ドヴィツィオーゾがテキサスで達成した1回だけがドライコンディション下だった。

さらにどんな成績を挙げればドゥカティがスーパーソフトを使えなくなるのか尋ねたロッシはその答えを知って、ドゥカティがスーパーソフトを使い続けてくれた方がいいだろうという結論に達した。

「ドライで3勝ですか!まじかよ・・・。だったらスーパーソフトを使う続けるはめになってほしいですね。でもこのルールはフェアじゃないと思いますよ。だってもうドゥカティは充分速いですからね。なんでまだ優遇措置を受けられるのか理解できないですよ。去年ならともかく、今年はうちと同じリアタイヤで同じように速いんですよ。だからなんでスーパーソフトを使えるのかまったくわかりませんね。
 本当におかしな話ですよ。モータースポーツではMotoGPでしかこんなことは起こりませんね」

オープンクラスに対する優遇措置は、例えばブリヂストンがソフト、ミディアム、ソフトの3種類のコンパウンドを持ち込んだ場合、ソフトとミディアムがオープンクラス(及びドゥカティ、スズキ、アプリリア)用で、ホンダとヤマハはミディアムまたはハードを使わなければならない。フロントタイヤについては全マシン同じ選択肢から選ぶことになる。

ホンダとヤマハのライダーが最も問題視しているのはハード側タイヤはほとんどの場合使えないもので、結局ドゥカティと同じミディアムを使うことになる、つまりソフト側コンパウンドを予選や路面温度が低いレースで使えるぶんだけドゥカティが有利だということである。

オープンクラス2年目となる2015年は、その最後のシーズンでもある。統一電子制御ユニットが導入されることにより技術規定は一本化されるのだ。しかし一定の回数の表彰台を獲得していないメーカーに対する優遇措置はエンジン開発凍結免除も含めて一部残る模様だ。その詳細については引き続き検討されることとなっている。

ドゥカティ時代の2011-2012年、ロッシは未勝利に終わり、2013年ヤマハに戻って昨年はチャンピオンのマルケスに次ぐランキング2位となっている。

2013年の終わりにダリーニャがドゥカティに加入したのはロッシが去ったとともにアウディがドゥカティを買収してまず取り組んだ組織再編の一環である。エンジン開発凍結ルールを避けるためにダリーニャがまずやったのはドゥカティをオープンクラスに移行させることだった。戦闘力のないメーカーにとっては致命的なハンディキャップだったからである。

最終的には未勝利のメーカーは、独自電子制御ソフトを使っていてもオープンクラスと同様の優遇措置を受けられるというルールが新設されることになった。ただしオープンクラスとは異なり、ドライレースの成績いかんでは燃料制限緩和とスーパーソフトタイヤという優遇措置は取り上げられることになっている。

開幕前のテストは残すところカタールでの1回だけとなった。そして開幕戦は3月29日、そのロサイルサーキットで開催される。
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まあ、とりあえず今シーズンまではしょうがないとは思いますけども。

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