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MotoGPが有料チャンネルに移行するのは仕方がないのか?

日本はテレビ東京の無料時代(まあ録画が主体でしたが)の後は、WOWOW、NHK-BS、CSでのG+と基本有料チャンネルでの放映となっているMotoGPですが、ヨーロッパではペイ・パー・ビュー(1番組ごと有料)に移行しているようです。その功罪についてCRASH.netより。
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MotoGPはペイ・パー・ビューにその軸足を移しているようだが、これについては賛否両論だ。

多くのファンがこの傾向に意義を唱えているのに加えて、パドックでも、ペイ・パー・ビューで視聴者数が少なくなるとバイクレースそのものの正調が阻害される上、チームがきちんとしたスポンサーを探すのに苦労することになるだろうと問題視している。

ペイ・パー・ビューのせいで、チームはドルナからの配分金への依存を増すことになり、結果として有料チャンネルの値段も上がってしまうという問題が指摘されているのだ。

レプソル・ホンダのチームマネジャーであるリヴィオ・スッポはドルナが資金集めに苦労しているチームを支援しているということを認めながら、有料チャンネルについては問題よりも利点の方が多いと考えているようだ。むしろ無料チャンネルがスポンサー問題を解決するという考えに反対している。

スッポは言う。「好むと好まざるとにかかわらず、どんなスポーツでも有料チャンネルに移行するでしょうね。そしてこれもそうなんですが、好き嫌いは別として、ここ何年もいくつかのチームについてはドルナがメインスポンサーになっているのも事実です。チームにはお金が必要ですからね。
 まあそういう状況に直面しているということですよ。正直言って『えーっと、だめですね。だって無料チャンネルで放映されてないんでしょ』なんて言うスポンサーには会ったことがないですしね」

有料チャンネルと無料チャンネルの比較については、F1broadcastingblog.comがイギリスのBTスポーツでのMotoGP最終戦はたったの151,000人しか見ていなかったとのことだ(平均は110,000人、つまり1戦あたりの平均現地観戦観客数の101,000人をわずかに上回るに過ぎない)。

一方当日夜に放映された無料チャンネルのITV4での視聴者はピーク時で518,000人(平均では407,000人)。そして2013年のヴァレンシアは無料チャンネルであるBBC2で121万人が生放送を見ていたのである。

ヤマハのレーシング・マネージング・ディレクターのリン・ジャーヴィスは無料チャンネルにもメリットはあると考えている。

「これは諸刃の剣ですね。スペインやイタリアなら、有料になったせいで視聴者が少なくなるということは問題になるでしょう。番組の質としては有料の方がいいんでしょうけど、みんながお金を払えるわけではないですから、相当な市場を逃しているということになるんじゃないでしょうか」

スポンサー獲得に関する影響については、ジャーヴィスは有料チャンネルがチームスポンサーになっている例を引き合いに出している。そしてヤマハのメインスポンサーについて言及している。

「特にモヴィスターに関して言えば、有料チャンネルを持っているわけですし、それがうちのチームのメインスポンサーですよね。つまりうちにとってはいいことなんですよ。ヨーロッパ以外ではそれほど大きな流れにはなってませんけどね。実質的には3つか4つの国に対してしか広告効果はないでしょうね。
 でもスポーツ界全体がそういう方向に進むのでしょう。F1やサッカーでもそうですし、仕方がないことなんでしょうね。興行主の立場からしたらテレビ放映権から入るお金はとても大事ですし」

ドゥカティでも状況は同じようだ。有料チャンネルのせいでイタリアの視聴者は減っているが、スポンサー獲得面では新たなチャンスをもたらしているとのことである。

ドゥカティ。コルセのスポーティングディレクター、パオロ・チアバッティは言う。「イタリアでも問題になってますね。視聴者数が減って知るんです。でも一方で、うちのスポンサーの一つ、テレコム・イタリアはMotoGPをタブレットとかのデバイスで放映する権利を獲得していて、それがひとつの事業機会になっているんです。
 リヴィオが言った通り、こういう状況が普通になるんでしょうね。将来的に無料チャンネルが放映するスポーツはどんどん減っていくんでしょう。スポーツは専用チャンネルのものになって、そういう状況で生きていかなきゃならいんですよ」

MotoGPのテレビ放映に関してはさらに別のニュースがある。ドルナの解説者、グレゴリー・ハインズが2015年はワールドスーパーバイクに移るということだ。スチーブ・デイと共に世界中継にたずさわるのである。はインズはギャヴィン・エメット(現在はBTスポーツの解説者)の後継者としてニック・ハリス、ピットレポーター兼技術解説者のダイラ・グレイと共に良い仕事をしていた。
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うーん、うーん。要するに少ないコアなファンから高い金を取るか、薄く広く少なく集めるかという話なんでしょうけど、スポーツ自体の広がりを考えたら無料チャンネルの方がいいように思うんですよねえ・・・。

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