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大久保光+「ああっ女神さまっ」が海外で記事に!

私でも知ってる藤島康介氏のマンガ、「ああっ女神さまっ」とコラボしてもてぎの日本GPに大久保光選手が参戦しますが、これをなんとMotoMatters.comでお馴染みの写真家Scott Jones氏が自身のサイトPhotoGPで取り上げていますので、あわてて訳出!しかもサイトのURLが「oh-my-goddess」ですよ(笑)。
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日本という国とバイクレースの繋がりは他の国とはずいぶん違っている。あらゆるレベルのレースが日本メーカーのマシンで支配されていることはご存じの通りだ。バイク自体、日本の歴史の中で重要な地位を占めている。日本の企業で最も世界に名が売れているのもバイクメーカーなのだ。

しかし日本が世界のバイク文化に果たす役割を考えても、ちゃんと言うならこの記事ではMotoGPに果たす役割ということだが、日本におけるバイクレースの本質は未だに西洋人には謎が多いものである。

藤原らんかのアートワークは我々も大好きだ。毎年彼女の描いたポスターを手に入れようとしているのだが、相変わらずそれはかなわぬ夢だ。

今年こそもてぎに行こうと毎年思っているのに、それもできていない。だから手に入れるのは来年・・・、ということになってしまうのである。

ホンダやヤマハやスズキがMotoGPで、そしてカワサキがワールドスーパーバイクで成功しているにもかかわらず、日本のファンがバイクレースをどう思っているかについては、米国にいてはよくわからないものである。ヨーロッパでも同じだろう。まあ、私の渡航経験レベルの話ではあるが。

日本メーカーがいなくなったバイクレースというのは相当寂しいものになるだろう。だから日本という国の文化についてもその貢献度合いに応じて興味を持つべきではないか。個人的にはずっとそう思っており、その現れがMotoMatters.comの日本トリビュートTシャツなのである。

そんなわけで今朝自分のメール受信箱のプレスリリースフォルダを見たときにはかなりうれしい気持ちになった。もてぎの日本GPだけに登場するあるネタである。他のGPではあまり見られないだろうネタだ。他国ならせいぜいアメコミヒーローやビデオゲームのブランドがヘルメットやマシンのカラーリングに応用される程度だろう。しかしもてぎではMoto3にワイルドカード参戦するオオクボ・ヒカリ(訳注:もちろん大久保光。せっかく海外メディアに載っているので、それっぽく表現)が彼のホンダNSF250Rを日本では有名なマンガ「ああっ女神さまっ」のカラーリングに染めるのだ。

21歳の彼はライダーでもあり、彼自身のチームであるHot Racingのオーナーでもある。彼は全日本のJ-GP3クラスに19歳の時から参戦しており、昨年はランキング3位だった。彼のツイッターを見ると私も日本語が読めたら!と心から思う。

「ああっ女神さまっ」は藤島康介によるロマンティック・コメディでもう26年も連載が続いている。さらに2005年には映画にもなった。単行本は200万部以上(訳注:2000万部が正しいです)を売り上げている。マシンのアートワークは日本人ならよく知っているものだろう。

Ohmygoddesslivery

プレスリリースによれば大久保クンはこう言っている。「この度、MotoGP日本ラウンドに参戦するにあたり藤島康介先生、講談社様の協力のもと『ああっ女神さまっ』とコラボレーションすることになりました。私はもともとこの作品の大ファンで今回このように一緒に世界と戦うことができることになり、本当に嬉しく思います藤島先生、講談社様。本当にありがとうございます。皆さんも私達と共に世界と戦いましょう!!応援よろしくお願い致します」。

プレスリリースを見る限り、これは資金的な援助やスポンサーということではなく、いわゆるコラボレーションのようだ。大久保クンはメジャーリーグへの扉を大好きな漫画とともにぶち破ろうとしているのだ。私は日本人の友人にいろいろ聞いてみた。その日本人は大久保クンのこれまでのこともよく知っている人だ。

その友人によれば、これはチームやライダーがワイルドカード参戦にあたって特定の商品の宣伝をするためにカラーリングを変えるといった普通のスポンサー契約ではないということだ。むしろライダーがそのマンガを愛していたから起こりえたことだそうである。ライダーがマンガの作者と出版社の許可を得て日本GPのために「ああっ女神さまっ」の画を使っているということなのだ。その他にもTシャツやステッカーも用意してもてぎのGPウィークで販売することになっている(訳注:通販でも買えます)。すべて彼のワイルドカード参戦費用の足しになる。藤島サンと講談社がマンガの画像を若い大久保クンのために使わせてあげているのだ、それもこれもMoto3でワイルドカード参戦するためである。

しかしストーリーはここでは終わらない。若いながらも立ち上げたばかりのチームのオーナーとして大久保クンは日本のマンガファンをバイクレースに呼び込みたいと考えているのだ。つまり西洋の人間には日本のバイクレースがおかれた状況がわかっていないということでもある。MotoGPを支配している国のバイクレースがかなり厳しい状況にあるのだ。

私の日本人の友人は言う。「大久保クンがやろうとしているのは人気マンガとコラボして日本のロードレースファンを増やそうということなんです。残念なことに日本ではロードレースの人気はそれほどではないんですよ。ちゃんとしたデータはないですけど、全日本選手権はAMAと同じか、それ以上に悲惨な状況だと思います。生中継もないですし、観客も少ないですし。それ以上に問題なのは日本人ライダーが世界に行ってないことですよね。だから彼の試みは彼なりに一生懸命考えた結果で、まずはマンガファンの興味を惹いて、レースの面白さをわかってもらおうということでしょう」

AMAよりひどい状況だって?なんということだ!しかしこれはどういうことなのだろうか?ホンダやヤマハやスズキやカワサキの国で21歳のMoto3ライダーがロードレースに興味を持ってもらおうとマンガとコラボしなければならないのだ。

ジャック・ミラーがアレックス(リンスとマルケス)とMoto3のタイトルを賭けてもてぎ(2014年10月12日)で激突する一方で、私はオオクボ・ヒカリが「ああっ女神さまっ」マシンでどこまでやってのけられるかも見守りたいと思う。もてぎに行けて日本バイクレース史に残るような写真を撮れたらどんなに良かったろうと心から思う。グッドラック!大久保クン!
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ここまで言われたんだから、まじがんばってほしいですね!

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コメント

藤島康介さんは、デビュー間もない頃は
油冷のGSX-R750に乗っていたほどの
バイク好きですからね。
もっとバイク好きアピールしてくれれば
いいのに・・。

投稿: ブラインドカーブ | 2014/09/27 09:13

翻訳ありがとうございます。ちょっとうるうるしてしまいました。Davidさんの日本Loveあふれる記事。いつかDavidが日本GPに取材で来れるといいなぁぁ。今年のGPは大久保選手に注目ですね☆

投稿: Akira | 2014/09/27 10:49

"Scottさんの記事"を翻訳、の記述を読み落としてましたorz 失礼しました。大久保選手のことがScottさんに伝わって、それがまた海外の人に伝わるのなんだか嬉しいですね。

投稿: Akira | 2014/09/27 11:30

>ブラインドカーブさん
 バイクは「逮捕しちゃうぞ」にいろいろでてきてましたよねえ。あんな感じでさらっといっぱいでてくると楽しいですね。

>Akiraさん
 世界に羽ばたけ!って感じですね。Scott Jonesさんにまさか大久保クンが取り上げてもらえるとは!!!

投稿: とみなが | 2014/09/27 18:16

motoGP中継を止めたNHKは未だに許せません

投稿: ちびくま | 2014/10/12 12:11

>ちびくまさん
 うーん、まあ受信料よりG+の方が安いですしね。マイナースポーツをすばらしいアナウンサーとともに放映してくれただけでも、実は私は感謝しているんです。

投稿: とみなが | 2014/10/13 19:05

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