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ポル・エスパルガロへのインタビュー:鎖骨、電子制御を学ぶこと、そして兄とのレースについて

Motomatters.comがポル・エスパルガロへのインタビューを掲載していました。兄のアレイシに脚光があたってばかりだけど、弟の方がファクトリーオプションなんですよね、そういえば。
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カタールGPではメディアの注目がアレイシに集中していたとは言え、弟であるポル・エスパルガロも悪くない最高峰デビューを飾っている。22歳の彼は、メカニックトラブルによりリタイアしたものの予選から力を発揮していたのは間違いない。レースウィーク直前にMotomatters.comの写真家スコット・ジョーンズがモンスター・テック3の契約ライダーで上り調子のポルに興味深いインタビューを行っている。内容はMoto2からMotoGPマシンへの乗り換え、そして兄であるアレイシについてだ。

Q:まずは鎖骨の具合ですが、どんな状況ですか?
ポル:良くなってきてますよ。もちろん完璧というわけにはいきませんが、それでも思ったよりはいいですね。10日前に治療したばかりでですけど痛みもそれほどではないですから。ここまで回復したんでハッピーですよ。

Q:ハンドルに力を入れても大丈夫な状態です?
ポル:それはまだわかりませんね。試してみてないんですよ。でもマシンの挙動が神経質になったらちょっと関係するかもしれません。たぶんちょっとは痛むでしょうけど、まあ僕は楽観的な方なんで、現時点ではそれほど問題になるとは思っていません。

Q:マシンに乗って走り出した時点では痛くてもすぐに感じなくなるものなんですか、それとも常に心のどこかには引っかかるものなんですか?
ポル:痛みがそれほどでなければ感じなくなりますね。マシンに乗れば自分の世界、自分の中の世界に集中するんで、何も感じなくなるんです。次のコーナーのこと、そして目の前にいるライダーのことしか考えてないんです。だからちょっとくらいの痛みなら何も感じないと思いますよ。というかそうだといいですね。

Q:もうMotoGPマシンを試してみているわけですが、Moto2マシンと乗り比べてみてどう感じました?
ポル:難しいですねえ、本当に難しいです。でもヤマハには感謝していますよ。すごくいいマシンを提供してくれてますから。本当に感謝しなければならないですよ。いいマシンがなければ良い結果は出せませんしね。フルワークスのライダーは速いし凄いのは確かなんですが、マシンも凄いんです。だから他のライダーに差をつけられる。マシンはいいし、チームもいいし、だからトップ争いをするために必要なものはすべて手にしたってことですね。あとは経験が必要ですけど。このクラスには本当に経験が必要なんです。トラクションコントロールを理解して、アンチ・ウィリーシステムを理解してって具合に、とにかく電子制御システムへの理解が不可欠なんです。それには時間がかかりますね。まあいずれにせよ良いチームに入れて幸せです。

Q:ここで一つ聞きたかったことがあるですが、他のスポーツ、例えばゴルフとかテニスとか野球みたいにいつでも練習できるスポーツとは違ってMotoGPライダーはテストが制限されているわけですが、これはルーキーにとってたいへんなことですよね。思う存分テストができるとしたらもっとやりたいですか、それとも今くらいの量でいいんですか?
ポル:マシンをできるだけ早く理解するのはとても重要ですからテストは本当に必要なものです。でもある程度のレベルに達したら、あとはレースで蓄積することになるんだと思います。レースは単に走るだけじゃなくて、マシンを理解するためにも必要なものなんです。レースに出れば他のライダーとバトルをして、そこでわかることもありますからね。テストやプラクティスではわからないことがあるんです。レースでないと目の前を他のライダーが走ることはあまりないですから。他のライダーを見て、そのスタイルを見て、どのラインがいいか学ぶ。だからテストも重要ですけどレースも必要で、マシンを100%理解するにはレースを何回か走らないとだめでしょうね。

Q:もう一つ聞きたかったのはお兄さんのアレイシとの関係です。去年までは彼のレースを見て、彼もあなたのレースを見ていた。でも今年からは同じレースを走ることになります。何か関係は変わりそうですか?
ポル:変わらないといいですね。僕らは兄弟でもあるけど、本当にいい親友同士でもあるんです。だから特別な関係ですね。実際サーキットの外ではいつも一緒にいるんです。共通の友達も多いですし、他にもいろいろね。一緒にジムに行ったりとか。アレイシは僕にとって本当に大事な人なんです。MotoGPの世界を超えて、人間としてね。兄は本当にいろんなことを教えてくれました。だから今年はライバルになるからといって、この関係が変わらないといいと思ってます。実際バトルをすることもあるでしょうね。彼もいいマシンを手に入れましたし調子がいいですから。どっちもいいところを走れると思う。だからどちらもいい状態ならバトルをするでしょうね。

Q:お兄さんだからこそ負かしたいというのはありますか?それともバトルにも慎重になると思います?
ポル:相手を尊敬してるかどうかという問題ですね。他のライダーとは関係も違いますから。もちろん他のライダーも尊重しなければならないですけど、兄とは違う。他のライダーを抜くときには相手がまっすぐ行ってしまうことになろうが、どうなろうが関係ないですけど、相手が兄弟だと話は違いますね。いろいろ考えちゃうと思いますよ。できるだ迷惑をかけないように、うまい場所で抜くことになるかな。まあそれも難しいでしょうけどね。

Q:お兄さんに抜かれても同じことが言えますか?
ポル:(笑いながら)ですよねぇ。そこが問題なんです。いつもアレイシと一緒にうちにいるんで、ちょっとたいへんかもですね!

Q:MotoGPにあがるにあたって、最高のCRTトップであるお兄さんから何か具体的なアドバイスはもらいましたか?
ポル:ええ。少し教えてくれました。ヴァレンシアでのテストの前に、まずはカーボンディスクのブレーキに気を付けろって言われたんです。Moto2マシンより制動力の立ち上がりが急だってね。あとはトラクションコントロールについても言われました。コーナー加速はあんまり関係ないんで、そこでタイムを稼ごうとしても仕方がないって。マシンにパワーがあるからあちこちでトラクションコントロールがかかるって言われたんですよ。そんな感じで教えてくれたし、彼の言うことはしっかり聞いていましたけど、それ以上は教えてくれませんでしたね。まあ今年からライバルになったんですからね!(笑)
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なんかうらやましいほど仲良しですね。このインタビューについてのアレイシの反応も知りたいです。

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