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フィリップアイランドでのタイヤテストについてのコメント

昨年はタイヤ問題でぼろぼろの運営になってしまったフィリップアイランドですが、今年はそれを予防すべくMotoGPのブリヂストンとMoto2のダンロップがタイヤテストを行っています。
本日は明日以降にテストするタイヤを絞り込むためのショートランをいっぱいしたとのこと。

1位:ロレンソ ヤマハ ファクトリー 1'29.213
2位:クラッチロー ドゥカティ オープン +0.363
3位:ロッシ ヤマハ ファクトリー +0.517
4位:ペドロサ ホンダ ファクトリー +0.748
5位:ドヴィツィオーゾ ドゥカティ オープン +0.752
-----以下Moto2--------
6位:ラバト カレックス +3.103
7位:テロル スッター +4.077
8位:カリォ カレックス +4.227
9位:トレス スッター +4.787

ではMotoGPクラスのライダーのコメントを各所から。
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ドヴィツィオーゾ:3種類のタイヤを試しましたが実際に使ったタイヤとあまりフィーリングの差はありませんでしたし、ラップタイムも近いものが出ています。でも安定性がありますね。レースではコンディションは違うでしょうし、あまり周回を重ねていないので本番用タイヤとしてOKかどうかはわかりませんけど。各タイヤそれぞれ2回ずつ走って6回ずつタイム計測をしました。12周ともコンスタントにラップタイムを出せたのは良かったですね。タイヤにとってもそうですけど、このコースは元々タイムを維持するのが難しくて今までそんなことができたことがないんです。だから自分の気持ちにとってもよかったんです。今日はコンディションも良かったんですけどこれまでこのコースのドゥカティで体験したことがないくらい気持ちよかったですね。まだ速さは十分じゃなくていろいろやらなきゃならないです。他のタイヤのことはわかりませんがラップタイムは似たようなもんですね。
 セパンと同じマシンで同じ効果が出たかと言えばそれは疑問ですね。セパンでの改良はこっちには効果がないでしょう。あそことはコースの特性が違っていて、こっちは高速コーナーが多いんで曲げられるマシンが必要なんですけど、うちのはそういうのじゃないですからね。マシンのフィーリングは前より良くなっていますけど、まだコーナリングはうまくいかないんです。ラップタイムを落としてタイヤをセーブするのは難しいでしょう。それは変わっていない。ここはどのコーナーも同じで、マシンをクイックに曲げられないとかなり厳しいことになるんです。でも他のライダーを比べてみれば、マレーシアの時ほど差があるわけじゃないことがわかりますね。(Matthew Birt氏のツイッター@birtymotogpより)

クラッチロー:マレーシアの時よりは良くなってるけど、ここは全然違う特性のコースだし、セパンでのタイムロスの原因になっていたハードブレーキングが必要なコーナーはそれほどないですからね。コースのグリップは良くなっているし、期待してたより気持ちよく走れました。それは良い点だけど、ブリヂストンが供給してくれたタイヤは難しかったですね。ヴァレンティーノと僕は同じタイヤで走ったんだけど、どちらも3本の内1本をつぶしてしまった。2回目の6周スティントを走れないくらい摩耗してしまったんです。今回は3種類の新型タイヤと去年型のレースタイヤを試したんですが、結局これが一番良かったです。去年型のレースタイヤが一番保ったし安定していたんですよ。このタイヤで午前中に27周走って、30.3秒台を最後に出せました。コースコンディションが違うせいなのか気温が違うせいなのかはわかりませんけど、気温が上がったら状況は悪くなるだろうことは想像できますね。コースは改修後6か月たっているし、まあ悪くないんじゃないですか。
 マシンは良くなってる感じですね。セパンと同じ問題は抱えているんですが良くなってきているんです。ホイールスピンも少なかったしね。おかげでグリップも良いしウィリーも減っている。それで加速が楽になってますね。
 コーナーはまだうちのマシンの弱点ですね。でもブレーキングとコーナー進入は去年型よりかなり良くなってます。去年からの努力の跡は見えるんですけども、倒し込みや向き変えでは苦労しますね。タイヤが滑り始めるとさらに難しくなるんです。でもマレーシアの時ほどは悪くないですよ。(Matthew Birt氏のツイッター@birtymotogpより)

ペドロサ:午前中はサーキットでのフィーリングを取り戻すために走ってました。で、昼食後は新コンパウンドのテストプログラムをこなしました。ここに持ってこられたタイヤを何種類か試して、明日は別のコンパウンドを試す予定です。(HRCのfacebookより)

ロレンソ:今日は期待通りでしたね。セパンのタイヤはみんなにとっても硬すぎて、特にヤマハにはきつかったですね。だからここでは問題が出ないといいと思ってたんですが、その通りになりました。最初に試したのは去年型のレースタイヤですが、その後3種類試しました。最後に試したのが他のよりちょっと良かったかな。それでベストタイムが出せましたしね。
(新型タイヤは去年型より良かったかと聞かれて)感触はかなり近いです。最後に試したのはラップタイムが出しやすかったですけど最初の暖まりがちょっと遅くて、トラクションをかけるところではちょっと反応が鋭い感じですね。だけらどれが一番とは言えませんね。(MCNより)

ロッシ:ホルヘと僕で作業を分担したんですけど、こちらでも収穫はありました。パフォーマンスというよりもタイヤの保ちが良くなってましたね。良い方向に向かっていてホルヘも今日試したタイヤが気に入っているみたいですね。パフォーマンスはそのままに保ちが良くなることが重要なんで、これが実現できればハッピーですね。速くて、それでいて耐久性があるタイヤも可能でしょう。ブリヂストンがエッジグリップをそれほど落とさないままレース周回を通じて性能を出せるタイヤを作ろうとしているのはいい方向だと思います。今日の結果は悪くないですね。
 舗装も5か月経ってますから去年の10月のときほどはタイヤに厳しいものではなかったですね。だからタイヤにとっていい話ですよ。舗装が新しいとタイヤへの攻撃性が高いしグリップも足りないですけど、安定すれば6〜7年は保つものです。その通りならここもタイヤに優しくなるんじゃないでしょうか。(MCNより)
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まあみなさんタイヤには満足されているようで、マレーシアテストの時に心配されたホンダ独走はなくなるかも(もっともマルケスは不在だったわけですが)。

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