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ロッシはまだYZR-M1に慣れていない

最悪の2年間を過ごしたドゥカティからヤマハに戻って華々しい成績を収めることを期待されているロッシですがまだまだ苦闘中の様子。ロッシに近いところで働いているダヴィデ・ブリヴィオのコメントをMCNより。
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2013年シーズンになってヤマハに戻って来はしたものの、ロッシはいまだにYZR-M1に対して100%満足という気分にはなっていないようだ。

7番手から2位に入るというおとぎ話のようなヤマハ復帰劇をカタールで演じたロッシであるが、テキサスのCoTAで行われたアメリカズグランプリでは6位、ヘレスでは表彰台に遠く届かない4位という結果に終わっている。

悲惨な結果に終わったドゥカティ時代をを経て、いまだにYZR-M1に対して2010年の時のような信頼感を取り戻せないでいるらしい。

これがロッシの第一期ヤマハ時代にワークスチームのトップにいたダヴィデ・ブリヴィオの見解である。ブリヴィオは今でもロッシと共に働いている。

2014年に予定されているスズキのMotoGP復帰計画ではマネジャーにおさまるのではないかと噂されるブリヴィオがMCNにこう語った。「まだロッシはいいセッティングを探しているところなんでしょうね。カタールを除けばまだマシンを本当の意味で自分のものにしていないんです。カタールでもレース前半は苦労していたし、気持ちよく乗れたのは終盤になって追い上げているときだけだったでしょう。でも問題はレース中ずっと気持ちよく乗れてないってことなんです。
 冬期テストの結果は良かったですけど本当の自分のレベルというものはレースをしてみないとわからないものです。この3レース、どうもうまく乗れていない。だからまだマシンに手を加えなければなりませんね」

ロッシはレース前半はフロントが跳ねて、後半ではリアのグリップがなくなるという問題に悩まされている。そして、まだYZR-M1の正しいバランスがわからないとよくこぼしている。

ヤマハに戻ってきてからロレンソの前でゴールしたことがないのも問題だ。ブリヴィオは言う。「カタールではレース前半はフロントに問題を抱えていて、後半ではリアが問題だった。だからまだバイクのバランスがとれていないんですね。私の見るところ現時点ではヤマハよりホンダの方がいい状態ですし。でもヴァレンティーノは少なくともロレンソに着いていって彼と争わなくてはね。それが最初の目標でしょう。そうすればヤマハもギャップを埋めるためにいろいろやってくれるでしょうし、ヴァレンティーノも気持ちよく乗れるようになるかもしれない」

ロッシがドゥカティのデスモセディチをなんとか表彰台に昇らせるよう苦闘している間、ヤマハの開発はロレンソを中心にまわっていた。

つまりロッシは自分のライディングスタイルに合わせたテーラーメイドのマシンを必要としているということなのだろうか?

ブリヴィオは加えて言う。「それも少しはあるかもしれませんがヤマハのDNAは基本的に変わっていません。レースをしながら学んでいくこともありますし、3レース終わってヤマハも何をすべきか考えているでしょうからこれからが開発の本番ですね。いいライダーを2人抱えているんで解決策をみつけるのは簡単でしょう。ですからヤマハの反応が楽しみですよ」

3レース終わってのロッシのパフォーマンスについてはブリヴィオはまだ改善の余地はあると言っている。0.1〜0.2秒を詰めていくことになるだろう。
「カタールは良い結果でしたし表彰台に再び昇るのがロッシの夢でしたからね。オースティンはホンダ向きのサーキットでヤマハには辛かった。ロレンソは3位でフィニッシュしましたが、ヤマハではあれが精一杯でしょう。ヴァレンティーノはそのレベルまで達していないし、ヘレスでも同じような状況でしたね。ヘレスでは1周0.2秒くらい遅かったですけど、まあ挽回不可能な差ではないと思います。彼が気持ちよく乗れないということはまだラップタイムを詰められるということですし、うまく乗れるようになったらその差はなくなるでしょう」

現時点でロッシはポイントリーダーのマルケスから18ポイント差でまだ15レース残っているにもかかわらず、すでに優勝争いからは脱落したんではという声もあるが、ブリヴィオはこう言っている。「ポイント差が開きすぎないうちに解決策を早いところみつけなければなりませんね。でも18ポイント差というのは残りレースを考えたら悪くはないです。上位3人が凄く速くて、でもそのグループに入ればポイントの奪い合いになりますからね。ヴァレンティーノが気持ちよく乗れるようになったら優勝争いに加わってくるでしょう。ヘレスの最終コーナーではマルケスとロレンソの後ろにいてほしかったですね。4位というのも悪い結果ではないですけど、バトルに加わりたかったでしょうから」
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気持ちよさって大事大事。

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