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ドゥカティファンはあと数年待って下さい

と、チームマネジャーのベルンハルト・ゴブマイヤーが言ってます。
Speed.tvに掲載された「泥沼にはまるドゥカティ」という記事より。
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間違った方向にトンネルを掘っていると気付いたらどうすべきか。考えるまでもない。最初にすべきは掘るのをやめることだ。

この2年ほどドゥカティが陥っているのはまさにそういう状況である。「ロッシ時代」のドゥカティのは様々な改良を繰り出し、なんとかロッシとチームメイトのニッキー・ヘイデンを前でゴールさせようと努力していた。

ロッシが望むフィーリングを実現しようと独特なフレームのMotoGPマシンに数多くのアップデートを施したが、結局成功せず、挙げ句の果てに翌年には普通のフレームまで導入したのに、それも効果なく終わっている。

シャーシだけではない。1000ccルールが導入されてからはエンジンも様々なバージョンがあったのだ。

シーズンが終わりロッシは去り(代わりに入ってきたのはアンドレア・ドヴィツィオーゾ)、幹部も一新された。WSBKから戻ってきた元ドゥカティのパオロ・チアベッティとBMWのWSBKでトップにいたベルンハルト・ゴブマイヤーがチームを運営することになった。

2013年型がセパンテストでデビューしたが、このマシンは2012年型とほとんど変わっておらず、最大の変更と言えばカラーリングぐらいのものだった。

大変更を加えるのではなく、まずは現状のマシンを改良していくというのが2013年に臨むドゥカティの方針のようだ。ゴブマイヤーは言う。「私たちの戦略としては少しでも着実に前に進むことです。そうして初めて大きな変更を加えられるのです」

ゴブマイヤーはチャンピオン争いができるのは2015年からだとも言っている。

それでは誰も幸せにはなれないだろうが、歩みを止めて方向転換するというのは理にかなったことだろう。

ドゥカティはこの2年間大嵐の中にあったのだ。数多くの変更(特に2011年はすごかった)でライダーは今自分がどのバージョンに乗っているかもわからなくなるほどだった。アップデートは確かにいいものだが役に立たないアップデートはライダーにとって意味がないだけでなく、長期的視点からの開発ができなくなってしまうものだ。

テスト回数が制限されたことで現状を正確に把握することができず、さらにエンジン基数制限によってエンジン関係の冒険もできなくなっている。

セパンテストではヘイデンが9番手、ドヴィツィオーゾが10番手、しかも両者共にトップから2秒落ちだった。他のチームは新型を持ち込んだのに、ドゥカティはほぼ昨年型だったのだ。

シーズン途中には大幅な変更が加えられるだろうという噂もある。その中にはドゥカティ伝統のデスモバルブの放棄も含まれている可能性まであるのだ。しかし一気に何もかも変えようとするのは泥沼への入り口とも言える。

ロッシにとってドゥカティの2年間が失敗だったと言われないために奇跡を求めてきたのがこの2年間である。ロッシがホンダからヤマハに移籍したときにはまさしく奇跡を起こしたと言えよう。ロッシとその仲間はわずかな時間でヤマハをなんとかしてしまったのである。ドゥカティが求めていたのもまさしくそれだったが、その再現とはいかなかった。

とりあえずはドゥカティに乗る4人のライダーからのデータとフィードバックを利用するのが最善の道だろう。

「開発の年」とずっと言われてきたが、それが真実である。

ゴブマイヤーはこう言った。「これは長期的なプロジェクトなんです」

かつてドゥカティは優勝もチャンピオンも経験した。今はその道を探っているところである。2年ほどはかかるだろうが。
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マールボロが長期的に支援してくれるからこそできることなのかもですね。

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