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インドネシアのファンサイトによるロッシインタビュー

インドネシアのロッシファンサイト(たぶん個人でやってる)によるロッシ独占インタビューです。インドネシアヤマハの太っ腹振り、ぱねえっす。
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2013年の1月25日。ヤマハインドネシアの新しい“Semakin di depan”(もっと前へ)ロゴの発表会の後で9度のタイトルを獲得したヴァレンティーノ・ロッシにインタビューすることができました。2013年に彼のベイビー、YZR-M1の元に戻るこことが決まってから初めて会うので、ちょっと特別な感じです。

ヤマハからいただいた時間は9分間。いつもの通り素敵な笑顔で真摯に答えてくれました。彼の周りにはいつも暖かい雰囲気がただよっています。以下がヴァレンティーノが世界中のファンに向けて語ってくれた内容です。
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インドネシアにようこそ。また来て頂いてとてもうれしいです。まずは一般的な質問ですが、MotoGPはヴァレンティーノ・ロッシそのものだと言われていますが、そのことについてどうお考えですか?
ロッシ:確かに何度も勝ってるし、それもレースが面白い時代だったからなおさら僕が象徴的になっているんでしょうね。新たにMotoGPを見るようになった僕のファンが世界中にいるのは、いろんなライバルといいバトルをしてきたからだと思います。この2年間は辛かったけど、おかげでまだ楽しめていますね。でももう僕も年取って・・・、少なくとも若くはないし、若いライダーが育ってきてどんどん速く、そして強くなってきてます。でもMotoGPにいられて幸せですよ。

いまおっしゃった若いライダーでは誰が一番の脅威ですか?ホルヘ・ロレンソとダニ・ペドロサは別としてですが。
ロッシ:ルーキーだけどマルク・マルケスですね。若い分だけ速いしそれに強い。たくさん勝ってるし彼が乗るホンダも速いし、技術的なサポートもたくさん受けられるだろうしね。アンドレア・イアンノーネもMotoGPにやってきますけど、ドゥカティは難しいからどうでしょうね。でもMotoGPで闘える才能はあると思います。

ヴァレンシアテストでM1に乗った時はどう感じましたか?2004年にヤマハに来て、2010年にドゥカティに行って、また2013年に戻ってきたわけですが。
ロッシ:すごくいいフィーリングでしたね。ウェットでM1に乗ったんだけど僕はウェットは得意ですし。特にドゥカティの時はね。でもウェットでもヤマハの方が良かったですよ。マシン自体は2010年の時とあまり変わらないけどトップスピードも加速も1000ccになって良くなってます。ヤマハもコーナー立ち上がり加速をがんばったんでしょう。レースでも同様でしょうけど、開発はがんばらないとね。いずれにせよM1はトップレベルにあるんですけど。

まだ可愛いベイビーでした?
ロッシ:もちろん(嬉しそうに笑いながら)。

この2年間は厳しいシーズンで3回しか表彰台に登っていませんが、今年表彰台をゲットしたら、昔みたいなおもしろいことをやってくれますか?ずいぶん寂しい思いをしてるんです。
ロッシ:(笑)。表彰台じゃだめですね。勝ったらウィニングラップで何かやろうかな。考えときます。

2013年シーズンからアグレッシブ過ぎるライダーに対するルールが変わりますけど、これについてはどう思われますか?レースというスポーツを良くするんでしょうか?それともだめにするんでしょうか?
ロッシ:レースは危険なスポーツなんで一定のルールは必要ですね。でもずっとハードなスポーツだったんです。最終ラップでは全力を尽くしてライバルと戦わなければならない。だから接触してしまうこともある。攻めなければならないけどやりすぎはまずいですね。とは言え最終ラップの戦いはすごいものになるんですよ。

CRTについてですが、ライダーからもファンからも反対の声があがりました。あなたはCRTに賛成で、この厳しい経済状況ではMotoGPの将来にとってCRTが必要だとお考えですよね。2012年の終わりにはずいぶん差が詰まってきましたけど今シーズンもさらに差は詰まると思いますか?
ロッシ:次のシーズンには何かが変わるでしょう。僕は将来のMotoGPマシンはプロトタイプとCRTの間ぐらいに落ち着くと思ってます。ホンダとヤマハもそう考えてるみたいだし。残念なことに世界的に契機が悪いんで5年前みたいなわけにはいかないですよね。お金が掛かりすぎる。グリッドに最低20台は並べたいとみんな思ってますし。もしCRTがなかったら12台だったんですよ。これは悲惨ですよね。だから将来的にはプロトタイプとCRTの間ぐらいになるんだと思いますね。

次はインドネシアの話題ですが、今はMotoGPはインドネシアでやってないですけど、セントゥルサーキットはご存じですよね。
ロッシ:(熱のこもった口調で)もちろんですよ。1996年と97年にレースをして97年には勝ってますから。

セントゥルがまたMotoGPをやるにはどうしたらいいんでしょう?
ロッシ:僕にとってはインドネシアはすごく大事で、マレーシアを見ればわかるけどセパンのおかげでMotoGPが盛り上がってますよね。あそこはすごくいいサーキットなんです。僕の大好きなコースでもある。インドネシアにもいいサーキットはありますし、情熱をもった人もたくさんいるし、MotoGPのファンもたくさんいます。だからいいサーキットになると思うし、大事なのは若いライダーをサポートすることですね。

世界中でファンからいろんなプレゼントをもらうと思いますがそういうのはどうしていますか?タヴーリアに何か特別な部屋があるんですか。
ロッシ:ええ、僕のキャリアを通じて手に入れたものをとっておく大きな部屋があるんです。ツナギは全部、あとグローブとマシンが何台かともちろんファンからもらったものもそこにありますよ。

最後に世界中のファン、特にインドネシアのファンに向けて一言お願いします。
ロッシ:インドネシアのファンのみんな、チャオ!いつも応援してくれてありがとう。インドネシアにヤマハのライダーとして戻ってこられてとてもうれしいよ。今シーズンもMotoGPを楽しんでね。チャオ。
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この素晴らしい機会を得ることができて本当にうれしく思います。人生で最高の出来ごとでした。翻訳して下さったwww.moto.itにも感謝します。このインタビューをする機会を作る手助けをしてくれたヤマハイタリアにもお礼が言いたいです。あと、ヴァレンティーノ・ロッシとの素晴らしい2日間を与えてくれたヤマハインドネシアには特に感謝します。

ヴァレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソ、そしてヤマハMotoGPチームが"Semakin Di depan"することを期待しています。
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すごくいいインタビューだなあ。ロッシもファンにはやさしいんだなあ。

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