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ニッキー、いろいろ語る

めずらしいニッキー・ヘイデンへのインタビューです。Faster & Fasterより。
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2006年のチャンピオンであるニッキー・ヘイデンはナイスガイだ。昔気質のレーサーで、うまくいくときには誰にも負けない速さをもち、上手い言葉にはのせられず、口論とは一線を画してきた。2002年に弱冠21歳でAMAスーパーバイクのタイトルを獲得し、史上最年少のチャンピオンに輝いたものの、MotoGPでは3レースしか勝っていない(2005年に1勝、2006年に2勝をいずれも990cc時代のホンダRC211Vであげている)。とは言え28回の表彰台と5回のポールポジション、そして7回のファステストラップを記録しているのは立派なものだ。再度のチャンピオンを獲得するのは難しいだろうが、それでも彼はレース界で最もお買い得なライダーの一人である。

サイクルワールド誌最新号のインタビューで、ニッキー・ヘイデンは興味深い話をしてくれている。以下はその抜粋である。

ドゥカティでのこの2年間について
 ドゥカティはあらゆることを試しましたね。前の年には聞いたこともなかったパーツが入っているマシンを出してきたんです。アルミフレームとかね。ロッシがドゥカティに来てからは、勝つためには何でもするという感じでしたよ。みんなが精一杯努力して、でもまだ足りなかったんですね。

ヴァレンティーノ・ロッシ時代のドゥカティについて
 ヴァレンティーノ・ロッシは本当に努力家でした。彼がモチベーションを保っていたのは本当にすごかったと思います。ヤマハに戻るのは楽な道ではないでしょう。自分にプレッシャーをかけることになりますからね。簡単にはいかないでしょう。ホルヘ・ロレンソも前回チームメイトだったころから遅くなっているわけはないしね。でもヴァレンティーノは新たな挑戦を恐れないんです。これから彼がどうなるかはわからないけど、この2年間ヴァレンティーノと一緒にいてすごく競争力を保つことが出来たんです。だから来シーズン彼がなにをしてみせるか楽しみですね。

800ccと1000ccについて
 800と比べると1000の方がいいエンジンですね。特に低回転域がいいんです。800のときはホイールスピンさせるパワーがなかったんですよ。ケイシーはその時もスクリーマー(訳注:等間隔爆発エンジン)を使っていたんでホイールスピンをさせていましたけどね。またリアで曲げる時代が来たってことですね。

CRTについて
 CRTに乗る気はないですね。CRTに未来があるとは思えないんです。まるでブレーキをかけてるみたいに遅い。どんなにがんばっても12位で、それ以上に上がるには誰かがクラッシュするのを待たないといけないなんてありえないですよ。

MotoGPとスイカ
 最高峰クラスのMotoGPでレースができるのがほんとうに嬉しいですね。故郷のケンタッキーじゃあ従兄弟たちが日に10時間スイカと格闘してる。それに比べれば楽な仕事ですよ。年に18レースしかなくて、何人かと話してちょいとサインして、ファーストクラスで移動して素敵な国にも行ってリムジンに乗ればいい。もっと辛い目に会う可能性だってたくさんあったんです。それほど辛い目にあわずにこの世界にいられる。文句なんて言ったら罰が当たりますよ。

このインタビューはマシュー・マイルズによって行われ、サイクルワールド誌の2013年2月号に掲載されたものである。
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スイカと格闘は「pick watermelons」の訳なんですが、何かの比喩かもしれず(たぶんリンク先のネタなんでしょうけど)、ご存じの方は御指摘下さいませ。

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コメント

ニッキーがお買い得ライダー、なるほど。
ロッシとはレプソル時代もチームメイトでしたから仲も良かったのでしょうか。どちらが格上格下という軋轢もなくて、そこがニッキーの人柄なんでしょうな。

同爆エンジンはビッグバンエンジンではなかったかしら?

投稿: サトウ | 2012/12/27 16:46

>サトウさん
 御指摘感謝です!あわてて直しました!

投稿: とみなが | 2012/12/27 21:36

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