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パワー特性をなんとかするぞ、とドゥカティ

買う方にも買われる方にもどんなメリットがあるんだかさっぱり私にはわからないアウディによるドゥカティ買収ですが、そんなこととは関係なく、GP12をなんとか勝てるようにしようとドゥカティチームはがんばっている様子。MCNより。
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ドゥカティの当面の目標はワークスGP12を勝てるマシンにするために、その唐突なパワー特性をなんとかすることにあるようだ。

ニッキー・ヘイデンが6位、ヴァレンティーノ・ロッシが10位という散々な結果に終わったカタールGPを受けて、ドゥカティの技術スタッフは従前から悩まされているアンダーステアの揉んだに加えてGP12のアグレッシブなパワー特性の改善にも集中するとのことである。

2011年からの根本的問題が未だに解決できないと、ロッシにGP12の開発スピードを批判されている今、彼をなだめるためにも相当がんばらなければならないところまでドゥカティは追い込まれているのだ。

優勝したヘルへ・ロレンソから30秒遅れという悲惨な結果に終わった開幕戦でロッシの堪忍袋の緒もついに切れてしまった。

アンダーステアと唐突なパワー特性については、去年からロッシが不満を述べているところであり、表彰台を狙って思い切った方向転換をしたGP12においても改善は見られていない。

今では多くの関係者がアンダーステアの原因は唐突なパワー特性にあると考えており、そのせいでロッシもヘイデンもスロットルを開けるところでラインをキープできなくなっているのだろう。また同じ理由で、コーナー脱出時にリアのグリップが失われているようだ。ロッシもヘイデンもこの点については今年の問題として挙げている。

ドゥカティのチームボスであるヴィットリーノ・グアレスキはMCNにこう語っている。「ヴァレンティーノがスロットルを開ける際に悩まされているアンダーステアの原因をなんとかつきとめようとしているところです。
 リアがフロントをプッシュしている状況なんですね。それと新型電子制御の改善も始めています。スロットルの開け始めでスムーズな特性が得られるエンジンが必要なんです。それがうまくいけばヴァレンティーノが不満を述べているフロントのフィーリングも改善するでしょう。
 簡単なことではないですが、パワー特性をスムーズなものにするのは最優先課題だと考えています」

とは言え、ドゥカティの技術部門のトップであるフィリッポ・プレツィオージが来月のエストリルGP後のテストにロッシとヘイデンにニューパーツを渡せるかはまだ未定とのことだ。

テストは5月7日に1日だけ行われるのだが、グアレスキはこう語る。「フィリッポは問題がどこにあるかわかっていますし、解決のためにがんばっています。
 フレームは現時点では大きな問題ではないですね。問題は乗りやすさで、とにかくできるだけ早くなんとかしようとしているところです。エストリルにはそう多くのニューパーツは用意できないでしょうけど、フィリッポはとにかくがんばっていて、エストリルがニューパーツと新型電子制御のテストのいい機会できるでしょうね
 トップとの差を縮めなければいけませんけど、今年のマシンは去年のものと比べて素性はいいんです。ですから去年ほどの大変更は必要ないでしょう」

ジェリー・バージェスもロッシのやる気を保つためには、乗りやすさを改善するのが最重要だと考えている。彼はこう語る。
「ホンダが80年代終盤から90年代初頭にかけて悩んでいたのと同じですね。そこでビッグバンエンジンを導入したんです。それまでは乗りやすさは無視してトップスピードを重視していましたから。
 いいマシンとはコーナー進入・脱出とコーナー間の短いストレートを速く走ることなんです。メインストレートは1周に1回しかこないんですからね。
 残りの部分で差をつけたり抜いたりすればいいんです。たぶんグリップが足りないんですが、乗りやすさを改善すれば1周につき0.2〜0.3秒は改善できるでしょう。
 ポルトガルのテストを経ればハンドリングも良くなると思います。
 まだすべてがはっきりしているわけではないですが、問題を一つ一つ解決していけば、いろいろわかってくるでしょう。
 他のマシンはもっと乗りやすいんです。私たちはホンダの経験もありますし、ヤマハの経験もあります。つまり必要なことについてはわかっているってことなんです」

 ロッシが問題にするフロントのフィーリングを改善するとともにアンダーステアを減らすために2012年からは一般的なアルミのツインスパーとなっている。

 バージェスの意見によれば、フレームには手を着ける必要はないとのことである。「エストリルでは新型フレームは登場しないでしょう。別にチャタリングを抱えているわけではないですからね。
 アンダーステアとパワー特性については改善できると思いますよ。他にもボローニャでできることはありますしね。バランスの取れたマシンにするために探索を続けているところです。あと2〜3戦の内には結果がでるでしょう。
 すぐにヘレスに戻ってテストを行う予定です。そこで開発の状況がわかるでしょう」
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残念ながらヘレステストは雨にたたられてしまったようですが。

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