もっとスピードを、とドゥ・ピュニエ
月曜からCRT勢のテストがヘレスで行われていますが、タイムはレコードラップの1:39.731に対してトップのドゥ・ピュニエで1:41.6とまだまだな感じです。CRASH.netより、そのドゥ・ピュニエと、チームメイトのアレックスポル・エスパルガロのコメントを。
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パワー・エレクトロニクス・アスパーチームは1月以来となる月曜のヘレステストでARTのCRTマシンをテストした。
MotoGPクラスで表彰台を獲得したこともあるドゥ・ピュニエが当然のようにトップタイムを叩き出したが、ARTの初期型で出した1分41秒6という11月のタイムにわずかに及ばない結果にはがっかりしているようだ。
公式のMotoGPマシンのラップレコードはホンダのダニ・ペドロサが2010年に出した1:39.731である。
ドゥ・ピュニエは言う。「今日はいろんなことを試しました。主にサスと電子制御ですね。11月より遅かったんでちょっといらいらしています。でもマシンが新しくなったんで、まだ慣れていないってものありますね。
いいタイムを出したかったのもありますが、一方ではまだ2日間テストがあるんで冷静にならないと、というのもあります。取りあえず初日のデータを分析して明日に向けて何が改善できるか考えないといけませんね」
チームメイトのエスパルガロは去年のMoto2から再度MotoGPクラスに上がってきたが、ドゥ・ピュニエから1秒以上遅いタイムとなっている。これは彼がインフルエンザ様の症状に見まわれたせいのようだ。
エスパルガロは言う。「時間が経つにつれて体調が悪くなったんで集中力を持続するのがたいへんでした。シャーシに変更を加えることもできたんですが、明日に向けて体力を温存するために今日は速く上がることにしました」
ドゥ・ピュニエ、エスパルガロに加えて、別のARTチームであるスピードマスター(マティア・パシーニ)とPBM(ジェイムズ・エリソン)もヘレスに現れている。
PBMは火曜にコースデビューの予定であるが、もう一つのCRTであるイオダ・レーシングはダニロ・ペトルッチの手によって既に月曜にデビューを飾っている。
イオダもアプリリアRSV4エンジンを積んでいるがフレームはドゥカティがMotoGP参戦初期に使用していたようなスチール・チューブラーフレームである。
若いイタリア人のペトルッチはまだMotoGPでレースに参戦したことはないが、ツイッター(@Petrux9)への書き込みによるとマシンには満足しているようだ。
「今日の仕事は終わり。3時からシャーシに取りかかってフィーリングがかなり良くなったね。(アプリリア製シャーシと比較して)すぐに1秒タイムを上げられたんだ」
「カーボンブレーキはまだ装着されていないし、エンジンもスーパーストック仕様なんでARTのCRTより20馬力劣っているんで、初日の結果には満足してるよ」
「初日が終わって、他のCRTの方が少しばかり良いタイムだったけど、レースは今日や明日の話ではないからね」
MotoGP公式サイトによればペトルッチのタイムは1:43.3でパシーニと同タイムとなっている。
今週はドゥカティのテストチームも参加しており、テストライダーであるフランコ・バッタイーニが初日を走っている。次のセパンテストに向けたパーツの確認を行ったようだ。
サテライトのMotoGPライダーであるカレル・アブラハム(カルディオンAB)とエクトル・バルベラ(プラマック)は火曜、水曜に参加予定である。
これによりアプリリアのCRTマシンとプロトタイプ勢の直接比較ができるだろう。
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まだまだCRTはやることがありそうですね。
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コメント
あれ?MotoGPに戻って来たのはアレックスでしたっけ?<うろ覚え。
投稿: とみなが | 2012/02/22 07:39