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ARTのAはApriliaのA(なのか?それでいいのか?)

MotoGPのエントリーリストをじっくり眺めて気付いた方は気付いたでしょうが、ランディ・ドゥ・ピュニエとアレックス・エスパルガロを走らせるチームアスパーの使うエンジン名マシンのビルダーがARTとなっていました。このAってアプリリアのAなんですが、それがちょっと問題になりそうな気配。SuperbikePlanetより。
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1月13日にFIMよりMotoGP、Moto2、Moto3のエントリーリストを発表したが、MotoGPクラスに関してちょっとした騒動が持ち上がっている。

2012年のMotoGPクラスは去年より4台増えた21台。その内訳は9台のCRT、6台のワークス、6台のサテライトだ。

ちょっとした騒動とはアプリリアのCRTマシンにつけられたARTという名前にまつわるものである。当然のことながらARTとはアプリリア・レーシング・チーム(Aprilia Racing Team)の略だと考えられているのだが、これはアプリリアがワールドスーパーバイクのワークスチームにつけている名前と同じなのだ。違いはアリタリア航空がスポンサーについていないことだけ。

あくまで略称に止めたのはアプリリアがこのCRTについてはワークスの関与はないとみせかけるために表に出るのを嫌ったからであろう。グランプリ・コミッションは一応CRTルールに合致しているとは認めている。

しかしドゥカティはそう思っていない。

ドゥカティのCEOであるクラウディオ・ドメニカリは先週イタリアアルプスで行われたシーズンオープニングイベントでアプリリアが関与しているのではないかとの疑問を投げかけた。実際、アプリリアは去年11月に行われたCRTのテストに立ち会い、スーパーバイク仕様のRSV4にCRTエンジンを載せたマシンを走らせているのだ。

1月31日から2月2日にかけて行われるセパンテストには立ち会わない予定ではあるがアスパーチームのランディ・ドゥ・ピュニエとアレックス・エスパルガロに同じマシンを提供することになりそうだ。しかし、MotoGPチームの多く、特にドゥカティはこのCRTマシンの“プロトタイプ”フレームは相当WSBKのフレームと似通っているのではないかと考えている。

ドメニカリはアプリリアのCRTマシンについてこうコメントしている。「これはグレーというか、ほぼクロですよね。CRTの精神に反していますよ。CRTはそもそもエンジンを買って、チューンして、プロトタイプを作るはずのものなんですから。でもこれはスーパーバイクマシンの色を変えるだけでMotoGPでござい、と言っているようなものですね。
 あんまりいいこととは思えませんよ。まあ1年限りなら許さないこともないですが、もし全メーカーがスーパーバイクマシンを走らせることにでもなってごらんなさい。スーパーバイクマシンってのはプロトタイプでは全然ないんですよ。そうなったらちょっと問題でしょう」

アプリリアは2004年以来MotoGPには参戦していないが、しかしその後でもドゥカティとルールブックの解釈をめぐって衝突している。マックス・ビアッジが2010年にアプリリアRSV4でワールド・スーパーバイクのタイトルを獲得したが、このマシンはカム・ギア・トレインであった。これに対して他のメーカーが違反ではないかと文句を言ったのだ。翌シーズンからスーパーバイクコミッションはカム・ギア・トレインを禁止することとなった。
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これ、確か去年の段階ではエンジンだかマシン全体だかがアプリリアからのリースって話もあって、余計に問題をややこしくしてるんですよね・・・。

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コメント

一応ですが、エントリーリストのチーム名の後ろの表記はエンジンメーカー名じゃなくて
マシンビルダー名ですね。
確かSPEED MASTERとかPAUL BIRDはアプリリアエンジンのFTRフレームじゃないかと
言われてたと思うんですが、結局オールアプリリアになったわけですね。
去年のヘレステストの結果みての判断でしょうか。

アプリリア的には市販レーサーつくってるイメージなんですかね。
買取ルールがある以上、少なくともエンジンに関してはメーカーのフルサポートは
ないと思ってましたが、今後それで商売する気なら気にしてない可能性もあるかも…?
ドメニカリさんはエンジンと言うよりフレームにケチつけてる感じですが、
その批判はちと無理があるんではないかと。

投稿: nobody | 2012/01/18 12:43

>nobodyさん
 ご指摘ありがとうございます!早速修正しておきました。
 まあフレームにワークスが関与するのはありなんですかねえ・・・。ルール違反になるのは、エンジンにワークスが関与したときだけなのかしらん?

投稿: とみなが | 2012/01/18 18:53

いえ、そもそもルールにはCRTがお金掛けちゃいけない、メーカーが関与しちゃ
いけないなんてのは無いですよね。
エンジンに関しても別に市販車流用じゃなくてゼロからつくってもいいわけです。
ただ単に、CRTとして承認されない可能性と、エンジンに関しては苦労して
つくってもメーカー勢に二束三文で買い取られる可能性があるってだけですね。
だから、ドカがほんとに怒ったらART製マシンを使うアスパーとかを、CRTとして
承認しない方向に行くんでしょう。

でも、最近のエスペレータさんは明らかにF1みたいにライダーとチームを主役に
したがってますし、その為にはメーカー製の市販レーサーってのは願ったり
でしょうから、アプリリアの肩を持ちそうです。
このままヒートアップして、いつぞやのF1みたいにメーカー勢が別シリーズ
立ち上げるぞ、みたいな話になったりして…。

投稿: nobody | 2012/01/19 12:56

>nobodyさん
 そっかそっか、CRTはスピリットであって、ルールじゃないんでしたっけね。グランプリコミッションが認めるかどうかがポイントでした。
 あんまりアスパーが速ければGPコミッションが認めなければいいのか・・・。実際はどうなんでしょう。

投稿: とみなが | 2012/01/21 12:40

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