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ロッシの転倒はタイヤが冷えてしまったせい(というのがブリヂストンの見解)

これまたGPone.comより、ロッシの転倒に関するブリヂストンの見解。今回の転倒とタイヤに関するパドックの見方も載っているので、たまには全文翻訳。
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ムジェロではブリヂストンタイヤに関する話題もとびかっていた。そのほとんどはロッシの転倒に関してである。いつもならタイヤの耐久性が褒められるところではあるが、今回はむしろタイヤが温度に依存しすぎていて、ちょっとでも冷えるとすぐにグリップを失ってしまうことについての話がメインであった。

例はいくらでも挙げられる。しかもタイヤ特性のせいで激しいハイサイドに見舞われるのは、マレーシアでのシモンチェリのようなルーキーだけではなく、ベテラン勢もなのだ。
2009年の最終戦ヴァレンシアではケイシー・ストーナーがウォームアップ中に転倒するという素人じみた真似をしでかしたが、イタリアGPでのロッシも似たようなものとも言える。確かに今回の転倒はライダーのミスではあるし、なんなら注意力不足のせいだと言っても良いだろう。
ブリヂストンの山田宏氏もその見解を裏付けている。
「ヴァレンチーノはコースに出て1周した後、アラビアータとコレンタイオの間で誰か遅いライダーを先に行かせてクリアラップを取ろうとして7秒ばかりラップタイムを落としました。これはちょっとやりすぎだと思います。なぜならその後のコーナーはすべて右コーナーで、その後ロッシが転倒したビヨンデッティまで左コーナーがないんです。それでタイヤの左サイドが冷えてグリップを失ったんです」
これは今に始まったことではない。ホルヘ・ロレンソは去年のラグナセカで飛んで見せてくれたが、これも同じ状況だった。
ロレンソはこう語った。
「ブリヂストンと話すつもりだ。パフォーマンスは下がっても、もっと安全なタイヤの方がいいってね」

山田氏の回答は明確である。
「今年のタイヤが新型というわけではありません。カーカスは去年と同じです。タイヤ特性を変える予定は今のところないですね。タイヤが性能を発揮できる温度の幅も大きいですから、その温度まできっちりウォームアップして、温度を維持してくれればいいだけなんです。ヴァレンチーノはスピードを落としすぎたせいでタイヤを冷やしてしまったんです。それで転倒したということです。これはライダーのミスですし、そういうことは起こりえることですから」

ブリジストンの開発責任者の生方徹氏は、イタリアGPでのタイヤパフォーマンスに満足していると語る。
「リアタイヤの選択は分かれました。(ストーナー、メランドリ、シモンチェリ、エスパルガロ、カピロッシはリアにミディアムを選択。他のライダーはハード)でも、どちらのタイヤもこの暑いコンディションで良いパフォーマンスを発揮しました」

このように、ブリヂストン自身はよろこんでいるようである。
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記事の論調は、ややブリヂストンに対する批判が入っているようですが、私は、初日のトップタイムといい、クリアラップを取ろうとしてタイヤを冷やしてしまったことといい、なんとなくロッシにも焦りがあったのかも、とも思うのでブリヂストンの見解も、もっともだと思います。まあ、今回は怪我をしたのがロッシだからこういう議論になるものの、これが別のライダーだったら、全体の論調も違ってたのかもですね。
ロッシはかつて「800ccはマシンの性能が先に立って、ライダーの技量が見えなくなっている。1000ccの方が難しくておもしろいのに」と言ってはいましたが800ccも充分難しいのかも。
いずれにしても、できる限り危なくなく「難しく」してほしいなあ(ないものねだり)。

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