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セテ−ロッシ問題がえらいことになっています

開幕戦のセテとヴァレの接触を受けてFIMのゼルビ会長が2人に「まあ、仲良くやってみんなの模範になってよ(超意訳)」って感じで個人手なお手紙を出したら、こんどはそれにセテのとこのグレシーニ監督がかみつきました
以下、グレシーニ監督の発言。
「スポーツマンシップが一番大事だっていうゼルビ会長の意見には全面的に賛成するよ。偉大なライダーである二人の間には憎しみ(bitterness)が入る余地なんかないだろうけど、私はまだもやもやしているよ。
 会長の手紙では、セテとヴァレンチーノを同じ扱いで、まるでセテにもこの件に関して責任があるように書いてあったんだよ。でもこれには賛成できないね。会長に『法的な観点からは責任は無いが、二度とこういうことがあってはならない』なんて警告されたら反論もしたくなるってもんだろう。
 要するに、この手の危険なスポーツでも、まだ私たちはみんなが同じ権利を持ってるって状況からはほど遠いってことさ」

ちなみにmotoGPオフィシャルサイトの日本語版にある同じ記事の訳は、間違っちゃあいないけど、正しくも(面白くも)なくて、次のゼルビ会長の反応の意味がよくわからないことになってるんでご注意を。

で、それにそっこーでゼルビ会長がコメントを出してます。

以下、記事の翻訳。これまた日本語記事が出てますが、どーも訳がこなれてません、というか、かなりでたらめ。人のことを言えた義理ではないですが、昨シーズンまではもうちょっと質が高かったような気もするぞ。

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FIM会長のフランチェスコ・ゼルビ氏はモビスターホンダチームから木曜日夜に発表されたコメントに対して回答を発表した。そのコメントとは、先日のセテ・ジベルノーとヴァレンティーノ・ロッシがからむアクシデントに関してゼルビ会長が送った私的書簡に対してファウスト・グレシーニ監督が発言したものである。モビスターホンダチームからの発表には、あくまで私的かつ公開を前提としていない文章の原文が含まれている。
以下はフランチェスコ・ゼルビ氏の返答である。

グレシーニ様

あなたが先日マスコミに発表した公開書簡に対しては、本来個人的にお返事するのではなく、弁護士を通してお返事すべきものだとは思います。とは言え、礼儀を重んじるべきだと考えておりますし、プライバシーは尊重されるべきだと信じておりますので、あなたが公開書簡でふっかけてきたばかげた論点に関するつまらない口論につきあうつもりはございません。(ちょっとここの訳、自信ないですが・・・)
唯一私がお伝えしたい、そして個人としてもっとも恥じている点は、人を見る目がなかったということです。これは組織として言っているのではなく、飽くまで個人として感じていることです。

憤慨(bitterness)をこめて。

FIM会長
フランチェスコ・ゼルビより

注:なおこの手紙はマスコミにも送付しております。これはあなたのところの職員があらゆる教育的道義を(法的にはともかく)破ることで、ためらいもなく彼に与えた信頼を裏切ったためです。
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一応ですます調で訳しましたが、はっきりいって激怒ってます。ちなみに「あなたのところの職員」っつーのはセテのことでしょ。
ついでに(あえて原文を入れてますが)、グレシーニ監督が「2人の間にbitternessはない」って言ってるのを受けて、ゼルビ会長は「bitternessをこめて」と返している辺り、味わい深いですな。

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» 玉田とロッシとセテ [[ば]小林ゆきBIKE.blog]
(初めに前置き)これは戯言ですが。 夕べ、渦中のMOTO GP決勝を地上波で観ま [続きを読む]

受信: 2005/04/17 17:54

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